こころの声を「聴く力」

著者 :
  • 潮出版社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784267019968

作品紹介・あらすじ

元NHKアナウンサー室長が数々の著名人のインタビュー体験から得た人を引き寄せ、自分を引き出す「聴く」極意とは。

感想・レビュー・書評

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  • 【最終レビュー】

    予約著書・図書館貸出。

    放映中・日テレ。水10枠

    『Dr.倫太郎』

    堺雅人さん自身、役作りの段階で、実際に探し出しヒントにした

    『土台としている「著書」』

    *詳細の以下のインタビュー記事

    http://mantan-web.jp/2015/04/11/20150410dog00m200053000c.html?mode=pc

    〈聴き合う〉という〈重要な「意味合い」〉を踏まえ

    〈『聴く「こころ」』〉

    がテーマ。

    [至って、内容は基本、シンプルでありながらも、心奥からの『聴くことの「様々な角度」から見た「極意中の極意」』]

    インタビュー・取材してきた様々な媒体で活躍されている人達を通じて

    [生身(身体と身体、互いの肉声)の人間同士・謙虚さ・学び・内面を引き出させる『パワー』となる『絶大なメリット』になること等]

    を、各章ごとに

    散りばめられた『言葉・メッセージ』を

    自分自身の中に

    『丁寧に、ゆっくりと飲み込んでいくかのような「感覚」』になりながら読み進めていきました。

    と同時に、インタビュー・取材されてきた人達の『姿』を通じ

    [一人一人。それぞれの深淵たる人間像]から伝わる

    『金言の数々・本当の人となり』

    女優さん達の

    『シンプルながらも「目には見えない」演技のポリシー』

    だったり…

    〈聴くこと=言葉の持つ『意味合い』〉

    の共通項といった雰囲気も、十二分に感じ得ながら。

    いわゆる

    《山根さん流・聴くことの『基本~応用の『オリジナルディクショナリー』》

    そのものです。

    日常生活の中での

    《生身のコミュニケーション》にも大いに通じます。

    私も、一ページ・一ページを噛み締めつつ、学び取っていきました。

    堺さんの著書の選択肢の『深みある「内面的な力」』に改めて脱帽です。

    本人は、至って、本当に礼儀正しい方。撮影中、見学しに来ていた観客に対しても、丁寧に『立ち止まり、頭を下げてお礼をする』といった一面があるということを…

  • 「いのちの電話」の相談員は、相談電話を通して、「聴いてくれる相手がいない人」が巷に溢れているのを実感するという。みんなみんな喋りたい人ばかり。こんな時代だからこそ「聴く」ことの意味を問い直さなければならない。人の話を聴くというのは、相手の心に寄り添うこと、その人を受け入れること、そして人と人とをしっかり繋ぐもの。自分自身の思いを深め、育ててくれる。今だから求められる「聴く力」がきっとあるはず。そのために必要な心のありようを考える。

  • アナウンサー時代のインタビューを通じて、相手が語りたいこと、視聴者・読者に聞かせたいことを話してもらうための聴き方の心得が分かる。著名人とのエピソードもインタビューの引用ではなく、そのときに感じたこと、成功や失敗の振り返りになっている。
    聴くことは、相手にまっすぐに向き合い、気持ちに寄り添うこと、単に話を引き出すというよりも、それを受け取った自分自身の血肉となるといった指摘はとても参考になった。
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著者プロフィール

早稲田大学卒業後、NHKに入局。ニュース、ナレーション等多くの番組を担当。退職後は、子どものことばを育てる活動を続けている。著書に『感じる漢字』『山根基世の朗読読本』、翻訳絵本に『このてはあなたのために』『きっときっとまもってあげる』『ちっちゃな木のおはなし』など。

「2020年 『山根基世の朗読読本2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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