食べて、祈って、恋をして 女が直面するあらゆること探究の書

  • 武田ランダムハウスジャパン
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  • Amazon.co.jp ・本 (514ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784270005538

作品紹介・あらすじ

イタリアでは食べまくり、インドでは瞑想に励み、バリ島では恋をした-NYアラフォー作家の爆笑スピリチュアル体験記。

感想・レビュー・書評

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  • 好きな映画なので、原作にも挑戦。
    原作の方がもちろん詳しく映画に無いような事も書かれています。
    女性は共感する部分が多いと思うけど、リズと同じような事はなかなか出来ないのが正直なところ。
    やっぱり個を大事にするアメリカならではなのかな~

    スピリチュアルな部分も私としてはそこまでのめり込めないし。
    とにかく、イタリアとインドとインドネシア、それぞれの国で自分を探求する事が出来て、作者は素晴らしい経験をしたと思う。
    正直にありのまま記してあって女性としては羨ましい限りです。

    あとがきにあった、その後的な本は出版されたのかしら?凄く読んでみたい。

  • ニューヨークで作家として成功を果たしていたリズは離婚そして失恋の後、自分を立て直すために旅に出ることにした。イタリアでは食の快楽を探求しつつ、念願であったイタリア語を勉強。インドのアシュラムでは精神性を高めるべく瞑想の日々を送り、バリ島では治療師のもとで教えを受け人生の秘儀を学ぶ。そして新しい恋に巡り会う。

    旅に出たばかりの主人公(=著者)リズは心がぼろぼろであり、本当に酷い状態だった。しかし3カ国を4ヶ月ずつ滞在する1年の旅を終えたリズは、まるで別人である。心に平静を取り戻し、新たな恋にも巡り会って内面から輝いているのが伝わってくる。ジュリア・ロバーツ主演の映画もなかなか面白かったが、心の揺れ動きを細かくダイレクトに読み取ることができる原作の方がリズの心の葛藤や変化が直に伝わってきて、より面白く感じた。

    この物語で取り上げられている「神」は特定の宗教で信仰の対象とされているものではなく、主人公リズの日々の祈りや感謝の対象としての存在である。私は特に信仰している宗教があるわけではなく宗教の話となるととっつきにくく感じてしまう。しかしリズが仲の良い友人に話しかけるように「神」に問いかけているのが自然で、リズにとっての「神」という存在をすんなり受け入れられた。

    リズは1年の旅を通して語学、瞑想など自分がやりたいことをとことん追求している。羨ましい限りだが、リズは「自分が今やるべきことは何か」という芯を決してぶらさず、旅の初めに決めた目的の達成のみを追求している。過去の痛手に悩み苦しむこともあるが、その芯をしっかりつかんでいたからこそ彼女は充実した1年を送り、生まれ変わることができたのだろう。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      TEDのプレゼンを聞いて、邦訳あるかなぁ~と思っていたところ。。。映画にもなってたんだ、先にDVDでも借りようかな?
      エリザベス・ギルバート...
      TEDのプレゼンを聞いて、邦訳あるかなぁ~と思っていたところ。。。映画にもなってたんだ、先にDVDでも借りようかな?
      エリザベス・ギルバート "創造性をはぐくむには" | Video on TED.com
      http://www.ted.com/talks/lang/ja/elizabeth_gilbert_on_genius.html
      2013/08/03
  • 小説家の作品なので、小説的な流れの良さ。
    実体験を書いた物だけど、テンポ良く、距離感があって、読みやすい。
    若い頃に結婚し、小説家として名をなし、大きな家に夫と住んで、30になったら子供を育てるつもりだったのに、その時期になってもまったく欲しくならない、結婚生活をやめたい自分に気づいて毎晩浴室で泣く有様が半年続く。
    夫は家を出るが離婚には同意しない。泥沼離婚末期と同時期の泥沼恋愛、そこから飛び出してイタリアとインドとインドネシアへ4ヶ月ずつ滞在。この時は34歳に。
    あら筋だけを書くと引かれそうなぐらいなんだけど‥果敢で正直なのが、さわやかさを感じさせる。深く物事を見つめる人ですね。
    イタリアでの美食三昧はすごく楽しい。絵やファッションには興味がないのだそう。ひたすら食べる、あとは書く。
    友達にも恵まれ、たくましい母や姉とも話し、別な一面を知る。
    元気と体力をつけてインドのヨーガ修行へ。
    鬱状態から段階的に抜け出していくのが励まされます。
    インドでの修行は本格的で、早朝から起きて詠唱。日中は仕事を割り当てられ、大理石の床を磨く係に。この仕事はインドの若者が多いので、地元の話を聞いたりもする。毎日瞑想するのは大変そうだが、見事に試練を乗り越え、神秘体験も。
    テキサスのリチャードというアメリカ人には仕切り屋と鋭い指摘をされ、爆食とあだ名もされる。
    食事はカフェテリア式で菜食だがお代わりできるんだそうです。最後の方では瞑想に来た滞在者の世話をする係に。
    さらにバリ島で占い師の老人クトゥのもとへ通い、美しい家を借り、年上の優しい恋人も出来るという楽しい展開に。
    スピリチュアルなのに笑いっぱなし、というコピーも納得。
    おひとりさま女性の心をわしづかみにし、世界700万部突破のベストセラー。
    作者は大学卒業後、バイトをしながら投稿し、デビュー。
    2003年に旅行して回った体験を2006年に発表。
    2010年にはその後の事を発表するとか。

  • 気が滅入り、取り乱し、消耗する。こんな生き方をするのが自分以外にもいたことを知ることができて、良かった。

  • 3部で構成されていて、タイトル通り

    正直、1部目は面白さを感じなかったが
    2部目からとても引き込まれた

    まるで今の自分をみているようだった
    同じ年代だからだと思うが

    映画もあるようだから見てみたい

  • 映画を観た後ですぐに原作本を探した。
    まさかの小説じゃなくて、エッセイだった。

    ものすごく小説のような文章と内容。
    それくらい現実味がないというか、地に足がついていないというか、ふわふわしたお嬢さんの日記のような感覚。

  • イタリア、インド、インドネシア
    それぞれ主人公の人生に必要でおもしろかった。

  • 離婚問題や恋人との関係に疲れ果てた作家のリズが、イタリア、インド、バリでそれぞれ4ヶ月間過ごしバランスを取り戻していく。
    主人公リズと自分は考え方が全然違って利己的に感じてしまって共感はできなかったけど、旅での経験は興味深く読んだ。
    イタリアでおいしいものを食べて体を喜ばせ、インドの瞑想の修行で心を静めて、バリでの複雑な人間関係を通して喜びと沈黙のバランスを整えて自分を取り戻す。
    読み進めながら一緒になって旅しているみたいで楽しかった。

  • 面白かったー! 最初は、スピリチュアルにあんまり興味を持てなくて、読むの大変だったけど、何故か読み進めると
    スピリチュアルにちょっと興味を持つようになっちゃった。筆者、最悪な離婚を経験して若い恋人と上手くいかなくて恋愛に懲りたとかなんとか言っといて、また出会いがあって恋に落ちて、、すごいわ。今まで読んだノンフィクション作家、恋の運がないとか言っといて皆んなけっこう恋に落ちてるんだよな〜笑笑 羨ましいぜ、、。私なんて、全然そんな気配がないんです、、。やっぱ、行動力があるから新しい出会いも多いのかな。よし!私も旅に出よう!!そんな気持ちにしてくれた

  • 13.4.28
    ted スーパープレゼンテーション|Eテレ NHKオンライン)
    で初めて知った

    アマゾンでチェックしたら2冊同じ本があった

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エリザベス・ギルバートの作品

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