わたしがみつけたもの 伊勢神宮125社をまわって

著者 :
  • 武田ランダムハウスジャパン
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本棚登録 : 43
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784270007013

作品紹介・あらすじ

みんなが知らない伊勢神宮。山中に、海辺に、住宅街に、田んぼの真ん中に…。意外な姿にビックリ!これが究極のお伊勢まいり。内宮・外宮の両宮、瀧原宮・伊雑宮などの別宮、その他摂社・末社・所管社など125社すべてをご案内!美味しい旅の情報&詳細MAPつき。

感想・レビュー・書評

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  • 伊勢神宮。そこにある社は125社。式年遷宮はその全てのお宮さんが対象。そう、知識としては知っていても、実際にその125社がどこにあって、それぞれにどんな役割を持っているか、ということは知らないものです。もちろん、詳細な解説書もあるのでしょうが、想像するにそれなりに眠気を誘う書では無いかと思います。

    その点本書は、場所をおさえ、その雰囲気をイラストで表現する(写真は一枚もない!)ことで各社の印象を際立たせ、簡単ながら社の解説の入るところもあり、そもそも学の足りないワシには、とても参考&勉強になります。

    味のあるイラストも良く、文章とあわせて雰囲気を描写しているのですが……語りかけるような文体が、ワシには合わなかった。ので、★3にしましたが、それが気にならない人、すなわち内容的には★4つ分のオススメをしたいです。

    本書を通じて、伊勢神宮をちょっと詳しく知ることで、日本人は本当にそこかしこに神さまを見つけて、感じて、敬い、祀っていたんだな、ということを強く実感します。

  • 2013 9/29

  • 昨年、こちらの本が発売されたちょっと後に伊勢神宮に行ったので、その予習も兼ねて読みました。
    本当に、たいこさんのイラストが素敵なんです。
    そして、エッセイも読み心地もよいので、絵と文から、ここは絶対行ってみよう!と旅に追加した場所もありましたよ。
    実際その地に立って、そうか~この景色があのイラストになったのか~なんて感動しました。

  • 松尾たいこさんの絵、大好きなので神社とかまったく興味ないけど手に取りました。
    松尾たいこさんの描く絵はもちろんだけど、彼女の言葉とか、彼女がいいと言ったもの全部魅力的に映るから素敵。ブログも読んでますがほんと素晴らしい感性をお持ちでセンスが光ってる。この本を開いた時、やっぱりうわーと声が漏れてしまう。松尾さんが装画を手がけた本とかでもそうなんだけど、ずっと眺めていたくなるんだよね。
    こういう色使いの神社があればいいのに。神社だけでなく、松尾さんの描くまんまの世界があればいいのに。
    わたしも、わたしだけの色を探したくなりました。

  • 松尾さんもだいすきだし、松尾さんの絵だけでなく文章もすきだし、それに加えて題材が伊勢神宮!ということで発売前から楽しみにしていた1冊。お友達にもプレゼントしました。

    とても素敵!な一冊。
    伊勢神宮は一度行ったことがあるんですが、しっかり勉強をして行ったわけでもないし、いくつかの神社しか行けてないし、知識もほんとにちょっとしか得てこなかったし。それでもなんだかいいかんじだな、と気に入った場所になったのでした。
    私はそういう、「興味はあってすきだけど曖昧な知識のままほっとく」という事柄がものすごく多いので、こういう本をすきな人の文章や絵で読めるのはとてもうれしい。

    色づかいがとてもすきなんですが、なんでこんなカラフルなのにしっくりくる色づかいができるんだろう、といつも思ってたんだけど、文章をみてるとほんとうに実際に色鮮やかな景色を見ていることがわかって、勿論素敵な絵の秘密の一部でしかないんだろうけど、納得。感じ取るっていうの?私は川の小石や流れる水をエメラルドグリーンやピンクには捉えられていないから。

    本自体の装丁やデザインもかわいらしくて綺麗でとてもいい感じ。
    この本を持って伊勢神宮にまた行きたい!見比べたり行ってまた見直したりしたら、☆5つになるんだろうなあ。

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著者プロフィール

広島県呉市生まれ。イラストレーター。第16回ザ・チョイス年度賞鈴木成一賞受賞。これまで300冊近い本の表紙イラストを担当。横山秀夫「クライマーズ・ハイ」カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」「奇想コレクション」シリーズなど。著作に、江國香織との共著「ふりむく」角田光代との共著「Presents」「なくしたものたちの国」がある。イラストエッセイ「出雲IZUMOで幸せ結び」「古事記ゆる神様100図鑑」を発表するなど、神社にまつわる仕事も多い。2013年には初エッセイ「東京おとな日和」を出し、ファッションやインテリア、そのライフスタイル全般にファンが広がる。CM,広告の仕事に加え、六本木ヒルズのグッズパッケージを多く手がける。2014年からは福井にて「千年陶画」プロジェクトスタート。

「2016年 『ブータン しあわせの日めくり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

松尾たいこの作品

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