若さま侍捕物手帖五 (ランダムハウス講談社時代小説文庫) (ランダムハウス講談社 し 2-5 時代小説文庫)
- 武田ランダムハウスジャパン (2009年5月8日発売)
本棚登録 : 8人
感想 : 2件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784270102954
感想・レビュー・書評
-
全九篇収録。ちょっとした気づきで下手人を割り出していく、テンポのよい短編推理は変わらず。中でも『濡衣神』は、言葉のアヤ一つから、なるほどと思わせる解決につながる。肩肘張らずに楽しもう。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
彼の作品は長編も、中編も面白いです。
ドロドロとした雰囲気がないから。
今回の中編は痛快そのものの作品。
なぜならば事件そのものが何やら
黒い尾を引いている作品で
あの律儀な小吉を袖の下で言いくるめようとした
とんだ黒いやつがいます。
(むろんたくらみは失敗)
ですが、最後の最後で一連の
悪事がばれるとあっけないもので。
もちろん彼らには究極の恥辱が
まっておりましたわけ。
のんきだけれども
時に鋭い口調になる若さまが
かっこいいです。
全2件中 1 - 2件を表示