鉛を呑まされた男 (ニコラ警視の事件2) (ランダムハウス講談社 ハ 5-2 ニコラ警視の事件 2)
- 武田ランダムハウスジャパン (2009年8月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784270103128
作品紹介・あらすじ
1761年パリ。ルイ15世の娘アデライード王女の側近であるリュイセック伯爵の館で、変死体が発見された。醜くしぼんだ老人のような遺体は、なんと伯爵の若き子息のものだった。現場は密室で、伯爵も息子は自殺したのだと主張するが、警視ニコラは殺人だと直感する。伯爵は何を隠そうとしているのか?持ち前の妄想力と正義感で捜査を始めたニコラは、事件の裏に、ある秘密組織の存在を嗅ぎつけ…。人気シリーズ第2弾。
感想・レビュー・書評
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面白かったけど、やっぱり翻訳が不満… Google翻訳みたいな印象を持ってしまう。もう少し日本語として自然でこなれた読みやすい訳をつけてもらいたかった。フランス語の原文が想像できるような翻訳だった。
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「王立警察 ニコラ・ル・フロック」はケーブルテレビやスカパーで
観られるらしい。映像をチェックしたくなるそんなミステリーが
このシリーズです。今回の鉛を呑まされた‥‥強烈な遺体とともに
物語がスタートします。 -
シリーズ2作目。1作目と変わらず、とても面白かったです。勧善懲悪の単純なことではなく、人間同士の泥臭いやりとりのなかでいかにバランスを取りつつ、小さなことは妥協しても肝心なことは譲らないその絶妙の塩梅を若いニコラが手探りをしながら迷いながら精一杯できることをする、という真摯な姿が好ましいです。でもうっかりしたり、誘惑に負けてしまったりと、人間くさい面もあり、とても好感のもてるシリーズです。続きが楽しみ。