ホワイト・ティーは映画のあとで (お茶と探偵 9) (RHブックス+プラス チ 1-10 お茶と探偵 9)

  • 武田ランダムハウスジャパン
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784270103500

作品紹介・あらすじ

レッドカーペットを歩く、華やかなドレスに身を包んだセレブたち-歴史あるベルヴェデーレ劇場で、映画祭が開催されることに。多数の有名人が招かれ、いよいよ開幕式がはじまった。ところが、映画ファンが心躍らせて見守る中、大物監督が舞台上で何者かに殺されてしまった!衆人環視の中の犯行にもかかわらず、唯一の手がかりはセオドシアの目撃証言だけ。連日のティー・パーティで大忙しなのに、セオドシアは探偵役を引き受けることになってしまい-。

感想・レビュー・書評

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  • ローラ・チャイルズの「お茶と探偵シリーズ」の第9弾!

    町の歴史ある劇場のリニューアルオープンに合わせて、映画祭が開催されることになりました。

    しかしその開幕式で、有名監督の一人が殺害されてしまいます。

    町の有力者から調査を依頼されたセオドシアは、審査員として映画祭に潜り込むことに。

    探偵、審査員、ティーショップの経営と大忙しですが、さすがのバイタリティーでこなしていきます!

    果たして犯人は誰なのか、映画祭はどうなるのか。

    映画祭の華やかさの裏で、さまざまな思惑が絡みあうティーミステリです。

    映画祭がメインのお話ですが、主人公セオドシアの経営するインディゴ・ティーショップの描写も相変わらず満載です。

    映画祭に絡んだイベントが開催されるなど、普段よりもいっそう華やかに飾り付けられた店内の描写にはうっとりしてしまいます。

    シェフのヘイリーが作り出すメニューと、マスター・ティーブレンダーのドレイトンの淹れるお茶は実際に味わいたいものばかり。

    料理の描写としては、映画祭の海鮮ビュッフェの描写も魅力的です。

    ミステリとしては、主に動機を探っていくパターンで、正直やや物足りなかったです。

    突然真相が判明してしまうので、読む側は推理をせずに世界観や話の展開を楽しむのがいいと思います。

    作中には降霊会や息をのむアクションシーンなどもあり、場面転換が多いのが楽しかったです。

    ◇おすすめポイント
     ・映画祭の華やかさ
     ・インディゴ・ティーショップのうっとりする描写
     ・お茶や料理がおいしそう

    ◇こんな方におすすめ!
     ・ドレスアップが好き
     ・お茶が大好き
     ・バイタリティーあふれる女性に憧れる

  • お茶と探偵シリーズ第九弾。

    今回の舞台は映画祭。
    華やかなのは良いけど、
    シーフードブッフェのエビやカニの乗せられたクラッシュアイスの下から死体が発見されるのは、ちょっとやりすぎかな。

    前回に急流に引き続き、ティー・ブレンダーのドレイトンが沼地に落ちるという激しいアクション。
    冒頭では頭を殴られて流血してるし、もうちょっといたわってあげて。

  • なんとも派手な殺人でした。
    まぁ・・・ファンタジーに近いよね(苦笑)。

  • セオ、事件に巻き込まれるなぁ。
    アール・グレイは相変わらずカワイイ!

    時間は、ジョリーが再登場。
    どうなるのかな。

  • お茶と探偵シリーズ第9作目。益々様々なお茶とお菓子が登場、読む私も、益々傍らに美味しい紅茶や食べ物が欲しくなります。本巻は、かなり恋愛小説めいた内容でした。軽い作風のシリーズだから仕方ないかな?コージーミステリーだから、内容にアレンジを持たせると恋ばなになっちゃうのかしら。私としては、他登場人物が活躍する方向に行って欲しかった。

  • お茶と探偵シリーズ9作目。

  • セオドシアはどんだけ万能なん!笑
    今回はいつになくきらびやかでした。
    雰囲気もいつもよいですね。
    そしてヘイリーの作るお菓子が美味しそう過ぎます。
    セオドシアのロマンスも佳境で、次回作では二人の間を揺れるー
    揺れるー乙女心なようなので、期待してます。

    中国茶は中国茶器で淹れないのかなという
    なんとなくぼんやりした疑問。
    白茶は紅茶とちが…
    中国茶手前まではいかないんだね。
    歯がゆいようなこれでいいような。
    いつか茶道家出してほしいなぁ。
    エキセントリックな茶道家。笑

    セイロンティーだと言ってたけどケニルワース茶園のものと同じ?
    先日のは同じセイロンでもディンブラ、今日のはヌワラエリヤですよ。
    といったくだり(193Pあたり)があるのだけど、
    ケニルワース茶園ってどんなとこかなー買えるのかなーと思ったら
    なんかキャンディっぽい?いや、似てはいる…
    アメリカではディンブラとキャンディは同じ扱いなのかな?
    調べてみるとどうやらTWGでも同じ扱いみたい。
    と思ったら、知りたかったことが↓
    http://aislaby.seesaa.net/article/109588975.html

    茶園が境界線にあって製茶場がミディアムにあるので
    日本ではキャンディと分類しているが、
    海外ではディンブラと紹介してるとのこと。
    へー。そういうこともあるんだね。
    とはいえ、セイロンティーっていうと
    セイロンのブレンドなのかなって思ってしまうのですが
    そうとは限らないのだなと思った次第です。

    で。
    映画祭用に「ティー・フランセ」が開催され、
    これまた詳細な雰囲気作り。(196-200P)
    読むターゲットが好みそうな路線だよねーと思いつつ
    私も惹かれましたよもちろん。

    椅子の背もたれに置くフランスのクッション、
    フランスのミニ国旗。

    品のよいクリーム色、黒、金色の唐草模様があしらわれたイギリスのJ&G・ミーキン(英国)のジェノヴァ・シリーズのカップ、ソーサー、プレート。

    これの色違い…かなぁ(リンク切れになりませんように)
    Cup And Saucer Set (flat) J&G MEAKIN
    http://www.replacements.com/webquote/images.htm
    (元 http://www.replacements.com/webquote/MEKGEN.htm?s1=finp&121655& , http://www.thefind.com/search?query=j+%26+g+meakin )
    あまり日本には入ってこない柄のようですね。
    PoppyやIMPACT、というのが多かったです。(海外サイトでも)
    Madridもかわいいー

    このメーカーは1970年にWedgwood傘下になって、
    Bull in a China Shopとなってしまったようです。
    今はないブランドなのねー
    ほかのシリーズもとてもかわいいです。
    http://www.desatique.com/product-group/2

    ヴァル・サン・ランベール(ベルギー)の脚付きのウォーターグラスはコバルトブルーと金色のカメオガラスで1900年初期のもの。

    公式サイト
    http://www.val-saint-lambert.com/

    うぬぬ、いろいろ調べたけど、
    サンルイとバカラとヴァルサンランベールの違いが
    どんどんわからなくなっていく…(カットクリスタル部門)
    そしてここすごいわ。↓
    日本酒ボトルにヴァル・サン・ランベール。
    株式会社スズキヤ 辰馬本家酒造 六光年
    http://www.suzukiya-inc.jp/shohin/shokuhin/sake09.html
    そして江戸や薩摩の切子ガラスと区別が…
    カメオガラスのものはみつけられませんでした。
    ウランガラスなども有名なようですね。

    型押しガラスのコンポートにスライスしたレモンを盛り付けて、
    フレンチラベンダーを特注して他の花々とともにシルバーの飾り鉢に飾り付け。
    BGMはノラ・ジョーンズのアルバム『カム・アウェイ・ウィズ・ミー』
    ラベンダースコーンっての食べてみたいな。
    フランスっていうとラベンダーなんですね。
    なんか不思議。

    紅茶はマリアージュフレールの
    マルコポーロ、ファンダトゥール、ミラベル。
    ミラベルってなんだろうと調べてしまったー
    MIRABELLEでいいのかな?
    日本の商品名はプラムなようなので
    ちょっとわからなかったわー
    (本文中にフレンチ・ミラベルプラムの香りって書いてあったので
    合ってると思われ)
    マリフレ的な商品番号は
    T918、T731、T847でした。

    そんなことばかりを追求してるうちに結末はどうでもよくなるという不思議なミステリ。
    調べもの好きには好奇心を満たしてくれるいい本です。
    (なんか違う…)

  • 映画祭で起きた殺人事件。唯一の証人となったティーショップでオーナーをしているセオは探偵を頼まれる。

  • チャールストン映画祭の最中に起きた殺人事件、その唯一の証人になってしまったセオ。今までにない店の忙しさの中、映画の審査員、そして探偵役までこなすことに。いつもよりゴージャスな服、メニューになっている。

  • 相変わらず美味しそうな紅茶と食べ物達が沢山でてきます。ヘイリーのお菓子をホントに食べてみたいです。

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