ミントの香りは危険がいっぱい お茶と探偵11 (RHブックス・プラス)
- 武田ランダムハウスジャパン (2012年6月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (510ページ)
- / ISBN・EAN: 9784270104149
作品紹介・あらすじ
イベントに湧くチャールストンの街。だけど、セオドシアは沈んでいた。友人である古地図屋店主のダリアが目の前で絞殺されたから。犯行現場には、かすかにミントの香りが。折しも、近所にオープンした香水店のオーナーがこの香りをまとっていた。まさかこの強烈キャラが殺人を?ゆっくりお茶を楽しむ暇もなく、セオドシアは自慢の鼻をきかせて、犯人探しを始めるが、ダリアの古地図を狙う者も多いし、謎のストーカーまで現れて…。好評シリーズ第11弾。
感想・レビュー・書評
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チャールストンに行ってみたい。最近は町の様子やお店の雰囲気を味わうために読み、殺人はどうでもよくなってきました。今回もあれこれかぎまわるのを犯人に疎ましく思われて、のパターン。セオの元彼、どんどん嫌なやつになる~
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ローラ・チャイルズの「お茶と探偵シリーズ」の第11弾!
町を挙げての路地裏散策ツアーの最中に、古地図店の女性店主が絞殺され、彼女の店が何者かに荒らされてしまいます。
図らずも事件の目撃者となってしまったセオドシア。
今回も被害者の家族から事件解決を依頼され、捜査に乗り出すことになります。
事件の捜査、お店の経営などでも手一杯の中、未だにちょっかいを出してくる元恋人やその婚約者に振り回され爆発寸前。
さらに新居として購入した家の庭で遺跡発掘作業が始まってしまい、セオドシアのストレスが高まっていきます。
果たして事件は解決するのか!そしてセオドシアの引っ越しの行方は??
今回はこのシリーズの中でもページ数が多く、内容も盛りだくさんで、人生にはいろんな側面があることについて深く考えさせられました。
インディゴ・ティーショップで働く面々は、ティーショップの仕事以外にも、さまざまな社会福祉活動や多彩な趣味に時間を割いています。
それぞれに夢を持ち、人生を楽しんでいる様子から元気をもらえると同時に、自分でももっといろんなことにチャレンジしたいという気持ちが湧いてきました。
ティーショップの描写には、今回も癒されまくり!
さまざまなタイプのお茶会が催され、それぞれのコンセプトに合わせて仕上げられた店内の様子も必見です。
特に子供向けのお茶会はほんとにかわいらしく、ドレイトンの名ホストぶりも微笑ましかったです。
ミステリ面では、登場人物が多く、容疑者に幅を持たせていたのがよかったと思います。
最終的な犯人の動機も伏線をうまく回収する形で納得感がありました。
◇おすすめポイント
・人生を楽しむインディゴ・ティーショップの人々
・コンセプトごとに大変身するティーショップの描写
・勉強になるチャールストンの歴史的な側面
◇こんな方におすすめ!
・お茶の時間を素敵に演出したい
・チャールストンの歴史に興味がある
・人生をもっと楽しみたいと感じることが多い -
なんだかどの話かとダブル感じがする(笑)。
しかし毎度毎度周りの人が殺されるなぁ(笑)。
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主人公セオドシアの活躍が読みたいのか、それとも話の端々に出てくる紅茶とスイーツを知りたいのか?
段々紅茶に魅せられてます。 -
食べ物の描写は相変わらずとてもおいしそう。
ただ、このシリーズって、なにがハラハラさせられるのかというと、主人公が危険がせまっているにもかかわらず、一人でホイホイ出かけてしまうことだ。
まあ、それがこういうコージーミステリーの王道なのだからしかたがないのだけど。 -
2012年8月15日読了。