フェイクと憎悪 : 歪むメディアと民主主義

  • 大月書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784272330942

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  • テレビ、新聞の既存マスコミからネット、書店に溢れるヘイト本まで、社会の分断と憎悪を煽っているのではないか?と、特にリベラル側からは容疑者に指名されがちなメディアではあるが、ことはそう簡単な話ではない。
    そんなメディアの憂うべき現状がリポートされる前半は、中の人、しっかりして!と叫びたくなるが、「じゃあどうするの?」と後半を読むと書店での本の扱い一つ取ってみても悩ましい現実を突きつけられる。

  • 資料として。
    ---目次
    序章 いまメディアに何が起こっているのか …永田浩三

    Ⅰ 歪むメディア

    1章 歪曲される沖縄の基地反対運動 …斉加尚代(MBS毎日放送ディレクター)
    2章 関西テレビ界に蔓延る「チーム殉愛」の闇  …西岡研介(ノンフィクションライター)
    3章 劣化する「保守」論壇誌と極右運動 …川端幹人(元『噂の眞相』副編集長)
    4章 産経新聞による記者・メディアへのバッシング  …臺宏士(元毎日新聞記者)
    5章 「歴史戦」がもたらしたものとその結末  …北野隆一(朝日新聞編集委員)
    6章 ファクトがねじ曲げられる国際報道  …立岩陽一郎(「ニュースのタネ」編集長、ファクトチェック・イニシアティブ理事)

    《特別インタビュー》バッシングされても、自分の疑問をまっすぐ問い続ける …望月衣塑子(東京新聞記者)

    Ⅱ 公正な言論空間とは

    1章 「フェイク」と「ヘイト」のスパイラルに抗するには …古田大輔(BuzzFeed Japan編集長)
    2章 「日本スゴイ」の幻想と現実 …香山リカ(精神科医、立教大学教授)
    3章 書店員として「ヘイト本」と向きあう …福嶋聡(ジュンク堂書店難波店店長)
    4章 差別・極右への対抗とメディア・NGOの社会的責任 …梁英聖(反レイシズム情報センターARIC代表)
    5章 メディアの党派化と世論の分断 …辻大介(大阪大学准教授)

    おわりに …永田浩三

  • 著者のそうそうたる経歴。名前を見て知っていたのは東京新聞の人だけ。
    我慢して全部読んだが、自分の信仰する宗教の教義に反することだから、絶対的に間違っていると言っているだけ。
    読む価値がないとは言わないが、そういう宗教で他の宗教を認めない人達であるということが理解できるということぐらいか。
    https://seisenudoku.seesaa.net/article/472426087.html

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著者プロフィール

武蔵大学社会学部教授(メディア社会学)。元NHKプロデューサー。「ETV2001」番組改変事件の当事者として政治家の介入を証言。『NHKと政治権力』(岩波現代文庫)、『ベン・シャーンを追いかけて』(大月書店)、『奄美の奇跡』『ヒロシマを伝える』(以上、WAVE出版)ほか著書多数。

「2018年 『フェイクと憎悪 歪むメディアと民主主義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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