カストロ

  • 大月書店
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (427ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784272540457

作品紹介・あらすじ

汚れなき理想主義者か、冷酷な独裁者か。元駐キューバ英国大使による最新の評伝。

感想・レビュー・書評

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  • アメリカが憎んで止まない(最も命を狙われた回数が多い、という噂がある)カストロとはいったいどんな人物なのだろう、と思いながら読みました。
    独裁政権のもとで、公正な選挙への望みを捨てて革命家になる過程には同情すべき部分もあると思いました。植民地経済の社会で、アメリカ企業ばかりが幅を利かせていたことから、反米主義者になったというのも無理もないことと思います。
    自分が一番この国を良くしたいと思っているのだ、だから自分が権力の座に留まり続けなければならない、という思いは理解できなくもありません。しかし、熱意と善意が必ずしも良い結果をもたらすとは限らないというのが残念なところです。

  • キューバ革命主導者フィデル・カストロの側近が死の間際に書き終えた(初稿を挙げた直後死去)、詳細なカストロの生涯を知ることができる最重量級(主に物質的に)の伝記本。翻訳がガタガタしていた気もしたが内容が突出しておもしろいので読めてしまう、美しい本。

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