家族、私有財産および国家の起源 (国民文庫 12)

  • 大月書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784272801206

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  • (1969.09.21読了)(1969.05.22購入)
    (「BOOK」データベースより)
    人類の先史時代を史的唯物論の立場から解明し、現代社会の婚姻・家族形態、私有財産制、国家制度の歴史的性格を明らかにした労作。盟友マルクスの研究をひきつぎ、歴史の謎に挑みながら人類史の未来に科学的社会主義の展望を示す。

    ☆関連図書(既読)
    「賃労働と資本」マルクス著・長谷部文雄訳、岩波文庫、1949..
    「共産党宣言」マルクス・エンゲルス著、岩波文庫、1951.12.10
    「ドイツ・イデオロギー」マルクス・エンゲルス著、岩波文庫、1956.01.25
    「マルクス・エンゲルス小伝」大内兵衛著、岩波新書、1964.12.21

  • マルクス、エンゲルスというと「唯物史観」であり、「原始共産制→奴隷制国家→封建制国家→(絶対王政)→ブルジョワ民主主義→共産主義」という平板な理解がなされるが、決してこの本は実証的な歴史の本であろう、とは思った。
    今まで自分は、マルクス・エンゲルスが考えたものだとばかり思っていたが、モルガンという歴史学者を大いに評価していたようであるし、それを受け継いだものである。おそらく歴史学において、マルクスの唯物史観がなみなみならぬ影響を持っていた(例:フランス大革命はブルジョワ民主主義革命である、とする定義など。)。ただこの本は「家族史」や「民俗史」のような側面も持っているような気がするし、前提知識がないと何のことやらさっぱりわからないような気はした。但し一夫一婦制は、最近の風俗であることは、分かった。
    版が幾つかあるようなので、他の版も読んでみたい。

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