声に出して踏みたい韻

著者 :
  • オーム社
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本棚登録 : 70
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784274505591

作品紹介・あらすじ

「日本人の韻リテラシーを高めたい」
その思いを胸に、韻を踏むことについてとことん解説し続けてきたブログfumu.inがついに書籍化。
物理の参考書が大ヒットを記録した頭脳派ラッパーの著者が、ラップの曲はもちろん、誰もが知るJ-POPや洋楽の名曲を例に出しながら、日常に潜む韻の仕組みやその美しさを徹底解説する。

感想・レビュー・書評

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  • KICK THE CANCREWのLITTLEもこの本についてコメントを残しているが、名曲のあの曲や、こんな曲。そして、hiphopとは関係のないあんな曲やこんな曲にも"韻=Rhyme"の言葉遊びが散りばめられている。
    韻に関してどうやって踏んだらいいのだろうか?基本的な韻の遊び方に関しても細かに書いてある。
    文章をリズミカルに作りたい、少しでも音を意識して読み心地よくするものを作ってみたいと思ったり、ラッパーに憧れて韻のことに関して少しだけでも興味が出たものなら、まずは一度読んでみることをお勧めする。
    あなた自身の新たな世界線の1ページを開くことになるはず。

  • @Genaktionさんの「Hip Hop Anti-GAG Magazine vol. 1.5」収録のライム論は読み応えのある内容だったけれど、かなり突っ込んだ内容だったこともあって「では、日本語ラップにおいてはどうか?」という観点だととっつきづらいところもあったかと思う。
    その点、本書はKrevaやミスチルを題材にしているので日本語で韻を踏むということについて理解が進むのではないかと思われる。

  • サラッと読める。
    ラッパーは中高生にも多いから、そういう観点でもこの本は読みやすいかも。

    その分、脱線的な話も多い。個人的には笑えたからこれはこれでアリかもだけど。

    この本を読んでおくと、韻の踏み方のパターンを知れるから、歌詞をより楽しめるようになるとは思った

  • 韻について、ここまだ書かれた本はない。日本人の韻リテラシーが低いことは痛感。どんなにすごいラッパーが固い韻の曲をリリースしていたとしても、すべてその良さが伝わっているとは限らない。この本を読むことで日々音楽を聞くときに新たな観点で聞くことができるはず。

  • 【新着図書ピックアップ!】「就職活動で大切なものは五つある。案(あん)、運(うん)、縁(えん)、恩(おん)、勘(かん)。」とOB訪問の際に先輩から聞いたとしたら、どう思う?著者の場合は、「なぜ、か行に突入したのか」「あと一つは韻(いん)以外にありえない。」。母音の一致こそが日本語で韻を踏むということらしい。ダジャレに比べて成立条件がゆるいからこそ、他の要素の一致も加えてレベルの高いものを作ることのできるという韻の奥深さ。日本語ラップやミスチル、ヒカル、「おさかな天国」まで。夏休みに読むといいんじゃない?
    [New Book!]The book is about rhyming in Japanese. The author introduces lyrics of rap. You should enjoy this book during summer vacation.

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