和声―理論と実習 (1)

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  • 音楽之友社
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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784276102057

感想・レビュー・書評

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  • 和声教育におけるこのような基盤として,われわれは,J.S.Bach Mozart Beethoven等によって代表される古典的な西洋音楽(長調・短調にもとずく調的和声的音楽)の和声を選び,厳密にこの枠の中にとどまることを意図した。(本書の趣旨より引用)

    古典和声の教科書としては参考になる。

  • いわゆる『藝大和声』本。

    この国のほとんどの音大で、和声学の教科書として、長年にわたって使用されている鉄板本。

    和声学は、他にも数々の本が出版されているが、教科書として採用されているだけに、解説に無駄がなく、疑問の余地を挟まないような作りになっている。

    他の本を使ってみたが、独習が難しいと痛感し、和声学のレッスンを受けてみようと思い立ち、SNSで先生を探してアプローチしたところ、テキストとして本書を指定されたのがきっかけで購入した。

    結局、勉強を始めてから1ヶ月半ほどで、全ての課題を解くことができ、改めて本書を素晴らしさを発見した。

    第2巻も終了したので、今後は「新しい和声」を使い、勉強を重ねる予定である。

  • 和声は覚えるのが難しい。ということで、やっぱり地道に練習問題をこなしていかないといけない。
    日本のテキストだとやっぱりこの本の右に出る本はないっぽいくらい有名な本。見た目はいかついが、非常にロジカルでわかりやすかった。

  • まさに「古きよき教科書」といった風情。今まで買った「教科書」のなかで一番気に入った。

  •  東京藝術大学の教授陣によって編纂された和声法の「授業」のための教科書。
     その使用方法は、音楽大学などでの集団授業、または、作曲課程に進学する者の個人レッスン形態を前提として書かれている。したがって、この書籍で独学で和声法の習得は無理であり、「適切」な指導者に師事し、各課題を添削・指導してもらう必要がある。

     長い年月をかけて築きあげられてきた西洋の和声法を、筆者らが留学などにより体得し、それを教育現場で、短期間で「正格」にマスターできるように体系的に書かれたもの。このような書籍は世界的に見ても例がない。

     本来は芸大の集団授業用のテキストであるが、現在は、国内のほぼすべての音楽大学などでテキストとして使われている。ただ、ここで使われている和音記号の書き方は日本独自のもの。(だから「悪い」と言うわけではなく、コードネームを含めて、それぞれの記号法には長短がある) 

     この書籍は、引き続き、II巻、III巻と発展していく。

     解答集に当たる「別冊」があるが、上で述べたとおり、独学のためにあるのではない。

  • 独学では厄介.でもとても参考になる.

  • 和声の教科書。この一冊を大1で一通り終了。

  • 大人から和声始めるのはむずいww

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著者プロフィール

1945年東京音楽学校本科作曲専攻卒業、47年同学校研究科を修了し、54~55年、パリ音楽院にてフーガを専攻する。国立音楽大学教授、東京藝術大学非常勤講師(50~90年)、東京藝術大学教授(91~92年)を歴任。現在、国立音楽大学名誉教授。著書に『和声と原理の実習』(共著)、『和声・理論と実習 Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ』(共著・執筆責任)、『総合和声 実技・分析・原理』(共著・執筆責任)(以上、音楽之友社刊)ほか。

「2022年 『島岡譲 和声課題作品集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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