女声合唱とピアノのための 風のなかの挨拶

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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784276558427

作品紹介・あらすじ

テキストは佐々木幹郎の詩文集『瓦礫の下から唄が聴こえる』(2012年、みすず書房)と詩集『明日』(2011年、思潮社)に収録の3編。東日本大震災からの復興と再生への祈りを込めた作品。
Ⅰ.鏡の上を走りながら…死者の言葉を代弁するかのようなはかなさと透明感のある詩句で、多くの死に直面した生者の心情を表現した作品。
Ⅱ.明日(あした)…繰り返される詩句「あした」がエコーのように作曲されている。言葉のリフレインは次第に輝きを増し、新たな季節を運んでくる。声の音色を変化させる技量のある合唱団には歌う応えのある作品。
Ⅲ.風のなかの挨拶…ひたすら躍進する音楽。哀しみの3月を超え、芽吹きの季節へ。輝かしいピアニズムと伸びやかな歌による生命へのオード。
 復興祈念演奏会などの機会にはもちろんのこと、中級以上の女声合唱団の演奏会などにふさわしい深みのある作品。
【収録曲】
Ⅰ.鏡の上を走りながら(女声3部合唱)
Ⅱ.明日(あした)(女声3部合唱)
Ⅲ.風のなかの挨拶(女声3部合唱)

著者プロフィール

詩人。1947年奈良に生まれ大阪で育つ。同志社大学文学部哲学科中退。
ミシガン州立オークランド大学客員研究員、東京藝術大学大学院音楽研究科音楽文芸非常勤講師を歴任。
詩集に『蜂蜜採り』(書肆山田、第22回高見順賞)、『明日』(思潮社、第20回萩原朔太郎賞)など。
評論・エッセイ集に『中原中也』(筑摩書房、第10回サントリー学芸賞)、『アジア海道紀行』(みすず書房、第54回読売文学賞)、『やわらかく、壊れる』(みすず書房)、『雨過ぎて雲破れるところ』(みすず書房)、『旅に溺れる』(岩波書店)、『瓦礫の下から唄が聴こえる』(みすず書房)、『東北を聴く―民謡の原点を訪ねて』『中原中也―沈黙の音楽』(ともに岩波新書)など。『新編中原中也全集』全6巻(角川書店)責任編集委員。
最新刊に、共著『大正=歴史の踊り場とは何か── 現代の起点を探る』(講談社選書メチエ)、詩集『鏡の上を走りながら』(思潮社)、英訳詩集『Sky Navigation Homeward』(Dedalus Press)。
第1回大岡信賞受賞。

「2020年 『猫には負ける』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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