HEROごっこ (文芸社文庫)

著者 : 山下貴光

• 文芸社 (2011年10月5日発売)

感想・レビュー・書評

[うきわっかさんの感想 · 2014年10月9日]

キャラクターの思考回路が回りくどいですが、先の読めない展開で、面白かったです。
最後の最後で、そうきたか～ニヤリとなりました。

[oooba3さんの感想 · 2018年7月29日]

主役である本間正樹（大学生）の、ツッコミどころの多い性格というか、言動には、最初からなんとなく違和感があった。

両親の離婚を母親から告げられ、うろたえた挙句、
初対面の人間、ゼミの教室に座っていた成宮に助言を求めたり、成宮から、車泥棒に誘われて、断り切れずに従ったり…と、なんとも、ふわ～っとした男の子だなぁと。

結局、成宮に引きずられるようにして、車泥棒に出かけるのだが、目当ての車のドアを開けると、そこには少女が横たわっていて。

二人は、少女を正樹のアパートに連れて帰るのだが、微妙な誘拐事件に巻き込まれ…。

成宮に引きずられながらも、「ヒーロー」になるため、
少女を守ろうと決意する。

成宮の、言葉遊びの度合いが過ぎるセリフや正樹との噛み合わない掛け合いは、少々しんどいところもあるが、
成宮の謎めいた行動が気になり、結局最後まで読んでしまった。

若者の、ちょっと苦みのある、青春物語につきあった気分といえるかな。

[junco0424さんの感想 · 2017年8月3日]

少し伊坂風。
でも、なんだか最後がグググっと引き込まれる感じはなかった。
続編があるのかな？

[be-sanさんの感想 · 2016年3月29日]

非常に山下氏らしい「強烈なキャラ」が炸裂（^ ^;
何度も「んな、アホな」とツッコミつつも、
最後までイキオイに乗って一気に読める。

最後の最後に明かされる設定は...
やや「無理やりなハッピーエンド感」が（^ ^;
すっきりと、なくても良かったかな...と（^ ^;

[たいじゅさんの感想 · 2014年4月26日]

話の展開が面白かったです。ページをめくる度にドキドキしながら読んでました。

[masaboxさんの感想 · 2012年10月5日]

2012/10/04
自宅

[sinku.さんの感想 · 2012年3月6日]

ひょんな事から車泥棒の共犯に誘われた主人公は、盗もうとした車の中から誘拐された女の子を救い出す。
車泥棒が一転、誘拐犯を追い詰めるヒーローに。

とにかく成宮のキャラが魅力的。
気まぐれで破天荒な行動を繰り返しますが、ふと語る言葉や行動は格好いいと感じさせてくれます。
後味爽快な話でした。

[ogi0621さんの感想 · 2012年2月27日]

さらっと読めました

[hisakiamadaさんの感想 · 2012年1月24日]

いい。こういう作風が大好き。しばらく離れていた小説に復帰したきっかけの本。

[taka320e46さんの感想 · 2011年12月12日]

なんか引っ張りすぎ。

著者プロフィール

1975年香川県生まれ。京都学園大学法学部法学科卒。第7回「このミステリーがすごい！」大賞を受賞し、2009年受賞作「屋上ミサイル」を刊行。著書に『ガレキノシタ』『HEROごっこ』など。

「2016年 『筆跡はお見とおし』 で使われていた紹介文から引用しています。」