検索から生成へ 生成AIによるパラダイムシフトの行方
- エムディエヌコーポレーション (2023年8月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784295205371
感想・レビュー・書評
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分かりやすかった。面白かった。
いや、「分かりやすい」は言い過ぎた笑
このての本は「どうせ分からないだろう」という
前提で読んでます。
それにしては分かりやすかった、という事です。
ファミコンとかのストーリーもあって、
興味深く読むことができました。
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インターネットが検索というところで、パラダイムシフトを起こしたものを、この次のパラダイムシフトとして生成 AI であるというロジック。
話としては同意するので面白いかもしれません。 -
2023.12.20 やはりAIはとても興味深い。一冊読んだ程度で何もわからないが、どこかワクワクするし興味をそそられる。やはりすごく可能性のあるものなんだろうなぁと、漠然とではあるが感じる。
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元ドワンゴの清水亮さんによる生成AIの解説本。幻冬舎新書から同種の本を出したばかりのところで内容に違いはなさそうな気がする。
インターネットの誕生から生成AIまでの歴史が振り返られた後、生成AIで何ができるのかが語られ、実際のプロンプトとその結果が紹介される。
本書の良さはその辺りよりも、清水さんが語る未来のAI像で、人間の生き様を残してくれる存在としてのAIのあたりだろう。ガンで死んだ奥さんの声をAIを使って復活させ、新曲を歌うAIアーティストの例など、もっと高度になれば最愛の人を完全に置き換えることができるかも知れないわけで、そんな世界は案外遠くないかも、と思わせる。
紹介されているツールとしてchatpdfは便利と感じた。 -
生成AIが出てくるずっと以前のパソコンのスタートから解き明かしている。このあたりの物語もおもしろい。そして、それらの歴史を踏まえて今のAIを考えてゆく視点もひつようなのだろう。
第3章から最終第5章も読みやすい記述となっている。多くのヒントが得られる。 -
昨今話題の生成AIについて、インターネットの歴史を振り返りながら位置づけをし、具体的な活用方法を提案している。ChatGPTって何?どんな活用方法があるの?という疑問には応えられる内容だと思うが、それ以上の学びはなかった。
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p68 生成AIに関して2つの大きな潮流
世界に究極のAIが一つあればいい
目的別、場合によってはユーザ別にカスタマイズされて多様性を持つべき
p70 大規模言語モデルを仕事に使うには、チューニングすることが間違いなく必須項目になる
p72 テクニウム 個々のテクノロジーを一つの生物と考え、生物のように増殖し、生物のようにほかの生物と合成され、進化するものと解釈する考え方
p77 IBM システム360 予算アポロ計画を上回る
p78 ビジコンのエンジニアは、intelのフェデリコファジンとともにどんな計算処理もできる汎用的なチップを設計
intel 4004
p82 AT&Tベル研究所 ケン・トンプソン PDP-7というマシンにシンプルなOSを実装 Multicsがたくさんの目標をもってなかなか完成しなかったことを反省してUNIXと名付けた
p93 GNUプロジェクトが画期的だったのは、フリーソフトウエアは自由なソフトウエアであって、無料のソフトではないというこを明確化
p115 Linuxをうまく作るためにかいはつされたのがGit
p116 AIの最先端技術はほとんどすべてHugging faceというサイトに集められている
p133 AIにおけるハルシネーションの問題は、AIが現実には存在しない情報やパターンを生成または推測する現象を指します。