会社のやってはいけない! ~良い人材が辞めない人事のしくみ~
- クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2018年4月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784295401834
感想・レビュー・書評
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2018年5月に購入して、途中で放置していた本ですが、
読書再開して、読み終わりました。
本書に登場するトピックは、
この5年間で直面した出来事ばかりでした。
・残業時間の端数処理について
・就業時のネット利用の問題について
・ハラスメント対策を実施しないと……
・退職願はどの時点から有効か?
・懲戒処分のポイント
・試用期間中の解雇について
・中途採用した管理職が能力不足だったら……
人事担当でなくても、興味のあるトピックなのでは、と思います。
本書は裁判の判例をもとに話をしてくれますが、
読み切って思うことは、本当に就業規則は大事。
リスクのある対応は就業規則と、合理性が大事。
同じ出来事でも、対処を間違えると大変なことになる。
過去、人事トラブルを経験してきましたが、
私が働いていた会社では、
裁判に発展することはなかったです。
裁判はお互いに時間もお金も労力もかかるので、
それより転職してトラブルなんて忘れたい、という人が多かったです。
ただ、会社として、あるべき姿と、
必要な対処をとり、未然にトラブルを防ぐこと、
トラブルになった場合は、最小限に済ませることを
この本でも学びました。
また困ったときに読み返したいと思います。
とにかく法律と合理性と就業規則です。苦笑詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この場合どうするの?とよくありがちな疑問について裁判結果と共に示してくれているので、とってもわかりやすいです!
2018年出版なので、少し古くなってしまってるところもあるかもですが、非常に読みやすいので会社人事ビギナーには最適っ。何年もやってる私でもふむふむと再認識できました。
会社に1冊置いておくと良いかも。 -
会社がやってはいけないことを、具体的な裁判事例とともに社労士先生が教えてくださる本です。
実務的です。
判決の争点となった点を簡潔に教えてくれる。
とても読みやすい上に、何がいけないのか感覚的に伝わってきます。
何回も読めば、労務管理の大切なことを自分に叩き込めそうな期待がもてます。
人を雇うって大変だな、人を管理するってホント大変だわって、、、
管理してもらってる側なんですが、つくづく思いました。