考えることこそ教養である

著者 :
  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784295405085

感想・レビュー・書評

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  • 【印象に残った話】
    ・「マイ・ストーリー」とは、自分の頭で考えて、自分なりの意見、結論を出していく過程のことだ
    ・マイ・ストーリーを作る上で大切なのは、「川を上り、海を渡ること」だ
     ・川を上る:「そもそもそれってなんだろう?」と、成り立ちや歴史的経緯を探ること
     ・海を渡る:「他の国ではどうしている?」と他国と比較すること
    ・いくら考えてもわからないことは、以下のように視点を変えて考える必要がある
     ・マネージャーなら、計画ばかり眺めているのではなく、現場作業をやってみる
     ・現場作業からの気付きを、計画に反映する
    【アクションプラン】
    ・考えても答えが浮かばないときは、仕事場を離れて考える、また立場を変えて考える、をやってみる

  • 「川を上って」(物事を俯瞰する、なぜ?)
    「海を渡る」(他の国、世界はどうなのか?)

    縦横の軸で考えてみる。

    アメリカの株価が上がると、なぜ日本株も上がるのか?
    日本はアメリカと中国どちらにつくべきか?
    なぜ、牛乳パックは四角いのか?

    竹中さん、YouTubeでナイツの漫才観てるのか。

  • 20分くらいで読み終えることができた。竹中氏のこれまでの本から大きなアップデートはなかったものの、随所に参考になることはあった、という印象だった。とても読みやすい本であり、自分の場合は20分程度で読み終えてしまった。

  • 考えることなくただ批判することがいかに浅はかか

    考え型を学び
    自分で考えることの意義、大切さを教えてくれる

    著者はとても賢明

    社会を知り、課題として捉え、その課題はどうすればもっとよくなるのかを考える
    そして生きづらさを解消する
    こう生きてみたい

    ただの知識はなんの役にも立たない
    型にそって考え続ける 意識したい

  • 得られるものが多い。
    自分なりの結論を得るための型として紹介された、「川を上って、海を渡る」はイメージとして頭に定着しやすい。
    イメージしやすいと習慣化しやすいので、この言葉に出会えただけでも、この本を読む価値があったなと感じた。

  • 川を上って、海を渡るという考え方は非常に有益だと感じた。普段の自分は何も「考えて」いないと気付かされる。

  • 内容は、今となっては竹中さん以外でも読めるようなものですが、改めて感じたのは"考え続けることで、ピンチを脱する"とは、まるで発明家のようだ、ということ。彼らも諦めずに考え続けるからこそ、ある日"頭に電気が灯る"と思う。その発明が人間社会に多大な影響を及ぼして、問題解決に繋がったりする。だから、"みんな、発明家になろう!"

  • 東京大学農学生命科学図書館の所蔵情報(紙媒体)
    https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2003593925

  • p.16 考えることとは、マイストーリーを作ること。
    例えば増税。というニュースに対して、どういう効果があるとか、なぜ増税したかとか自分なりのストーリーを持つ。
    これこそ考えるということ。

    p.17 川を上り、海を渡る
    川を上る:時代を遡って考える。
    海を渡る:他国では?を考える。

    なぜDVDとCDはほぼサイズが同じなのにケースのサイズが全然違うのか?

  • 竹中さんの本を初めて読みました。
    タイトルから勉強になりそうだと手に取り、中身を読んで、思った通りの本でした。
    また、自分のバイブルとなる本が増えました。
    まず、冒頭の「知識」の価値は急落した。
    ※5G回線が世界的に整備され誰しも手にしたスマホによって、世界のあらゆる情報に、どこにいても繋がるようになった。

    その他、最も印象に残った事が二つ。
    一つ目、「川を上り海を渡る」。
    それは何?、成り立ち、歴史的経緯を探る。また、他国ではどうしているかを知り比較する。
    時間と世界、という軸で物事を考える様にする。
    二つ目、目の前にある、モノ・コト・現象には、全て意味がある。考えるきっかりになる本質。
    本当にそう感じる。そう思えば、何故そうなったのかを考えられる。全てに意味がある。それを自分なりに考える(マイストーリー)事で、教養となる。

    とても勉強になりました。
    また、読み直したいと思う本でした。

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著者プロフィール

1951年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部教授、慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所所長。経済学博士。一橋大学経済学部卒。日本開発銀行、大蔵省財政金融研究所主任研究官、ハーバード大学客員准教授等を経て、現職。2001年小泉内閣で経済財政政策担当大臣、2002年に金融担当大臣、2004年には郵政民営化担当大臣を兼務。2005年総務大臣。この間、2004年には参議院議員。2006年小泉内閣の解散とともに辞職。著書に『研究開発と設備投資の経済学』(1984年、サントリー学芸賞受賞)、『対外不均衡のマクロ分析』(1987年:共著、エコノミスト賞受賞)、『日米摩擦の経済学』(1991年)、『民富論』(1995年)、『経済ってそういうことだったのか会議』(2000年:共著)、『構造改革の真実――竹中平蔵大臣日誌』(2006年)、『闘う経済学――未来をつくる[公共政策論]入門』(2008年)、『改革の哲学と戦略――構造改革のマネジメント』(2008年:共著)など。

「2013年 『パターン・ランゲージ 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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