- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784296000463
作品紹介・あらすじ
株式投資で悠々と儲けるための基本戦略を徹底解説。 大人気投資ブログ「エナフンさんの梨の木」筆者として知られる会社員投資家が、 サラリーマンにとってベストの投資法であるバイ&ホールドを実践的に伝授。
「小高い丘の上から大砲をぶちかます」心構えで、
相場の情報戦・心理戦の泥沼から抜け出し、上がる株だけを買う!
私は米国の伝説のファンドマネージャー、ピーター・リンチの本を教科書的に利用して、長期投資を実践している。リンチは、米資産運用会社フィデリティの旗艦ファンド(投資信託)を1977年から13年間運用し、1年当たり平均29%のリターン(運用益)を上げて、初期投資者の財産を28倍にも増やした超一流の長期投資家である。
「さすがに自分が財産を13年間で28倍にするのは難しいにしても、この人のマネをすれば10倍くらいにはなるのではないか?」。そんな憧れを持って、私は短期トレード主体だった投資スタイルを完全に改め、2008年からは個別株を厳選して長期投資するバイ&ホールドを実践することにした。
(中略)それから13年。その口座の残高はスタート時点の28倍を超えている。ピーター・リンチの言う通りに投資をしたら、ピーター・リンチと同じリターンを得ることができたのである。(「はじめに」より)
バイ&ホールドで勝つためのポイントは次の4つ。
1予想に幅を持たせる
2平均回帰を利用する
3割安株の下値は限定的
4時間を味方につける
さらに言うと、もっと重要なのは、やってはならないことを決めることだ。
やってはならないことを明確に定めて、そこから距離をおく必要がある。
感想・レビュー・書評
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長期投資の心構え。
予想は幅を持たせる、平均回帰を狙う、割安株の下値は限定的、時間を味方につける、の4点。
王道の投資という感じですね。それを探すのが難しいのだけども。 -
初心者向きではあるが、長期投資向きの良本。筆者の前著やピーターリンチの株で勝つの2冊と併せて読めば、心構えはほぼ網羅できる。
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大変わかりやすいバリュー株投資の本。
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前作のVEの方が銘柄分析については書いてる。
こっちは心理的な戦いの方が多い。
成長株や再成長株はPEGレシオでいいが、日産みたいな業績回復大型株の場合は、仮に数年前のEPSに戻ったらPERはどうなるか、もという計算をしてみる。
余裕資金の3割を個別株に向ける。 -
個別株投資を実践する前に読んでおくべき1冊。
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2021年60冊目。満足度★★★★☆ 全般的に投資に関する読み物といった趣の本。「情報との付き合い方」などの説明が2/3くらいまで続き、正直この部分は私には退屈であった。それでも、長期投資において「大事なこと」を再認識する良い機会となった。なお、本書には指標の見方などは殆ど出てこない点には留意のこと