自分が欲しいものだけ創る! スープストックトーキョーを生んだ『直感と共感』のスマイルズ流マーケティング

著者 :
  • 日経BP
3.83
  • (11)
  • (19)
  • (7)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 255
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784296102808

作品紹介・あらすじ

市場調査もいらない!
割引も広告もいらない!

「顧客」より「自分」が基点の
新・マーケティング論

スープストックトーキョー、ジラフ、100本のスプーンなど、
様々な分野で人気のブランドを手がけるスマイルズ。
事業展開においては「市場調査」も、「割引」も、「広告」もしない。
大切にしているのは、生活者としての自分を基点にすること。
「N=1」から始めるイノベーション創出、「関係性のブランディング」による市場分析など、
スマイルズ独自のメソッドを公開する。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • スープストックなどを運営するスマイルズ野崎さんの著作

    情報発信すると、情報が集まる
    自分、友人、家族、自分に近い特定の個人の好き嫌いを分解

    ブランドは人である

  • 全員の"自分ごと"になる経営計画発表会のところに興味を持った。

  • N=1でいい、シーンで浮かぶ

  • 色んなマーケティング本を読んだけど、最も納得感があった1冊でした。

    ・知らない1000人の誰かを理解することより、自分自身や近しい誰かを知ることの方が圧倒的に容易いはず。
    →間違いないですね。

    ・僕らが大切にしているのは、目の前に見える誰かに対して、自分らしいやり方で、その方の〝体温〟があがる価値を提供することなんです。
    →言葉選びが秀逸。

    ・大きなインパクトを持ちうるものを作ってしまうのは、それがマーケティング的発想からではなく、思いつきから始まっている
    →思いつきが問題解決のきっかけになること多いかも。

    ・「自分たちがやってみたい仕掛け」ではなく、具体的な誰かの「生活がこうなっているといいな」という発意からスタートすることが、あくまでも大前提というわけです。
    →あるある。

    ・「なんとなく好きだから」という結びつきは、裏を返せば嫌いになる理由も生まれにくい。期待値が不明確であればこそ、離れる理由にもならないということですね。
    →ブランドの目指す形。

  • ビジネスで転用しがいのある本。ペアドク向き!みやさんのスタバの話が面白かった。(by よしや)

  • マーケティングが発展した現在において、「N=1」(個人の視点)に基づくサービス・製品づくりの観点が重要であるというもの。スープストックトーキョーや文喫、ジラフといった事業の成り立ちも踏まえて解説されており、読み物としてとても面白い。筆者自身のセンスの良さありき、とも思われたが、思わずワクワクしてしまう1冊だった。

  • ファンベース、熱狂顧客マーケティングと共通する部分が多い。
    消費者調査をとっても新しいアイデアは生まれない。
    自分や身近な人の困り事から課題設定し、その閃きを確認するために消費者調査を使うということなのかなと思う。

  • 何気なく割と愛用していたところが、まさか同じ会社だったとは。
    そこから興味を持った会社。
    n=1で考えるというのは、わたしにとっては本当にわかりやすいし、わくわくする。
    やってみたいなーと思った。
    今年は感度を高めたいと思っててから、これからの道はやっぱりこれで良かったんだなという確認にもなった。

  • 面白かった‼️
    最初は、うちの会社ではあまり生きてこないなぁとか思って読んでいたけど、4章くらいから俄然、面白くなった。

    これ、本当にどんなビジネスにも当てはまるし、自分の人間関係(プライベートも仕事も)にも、この考え方は取り入れる事が出来るような気がする。

    お客さんとどんな関係を築いて行くか、は前職でも今の職場でも、私がとても気にしていた事。けど、なかなか分かってもらえなーい。

    販売だと、物を売るスキルを上げる事ばかり考えるし、今は古くからの付き合いがあるから今更…みたいな。
    そうじゃないと思っていたの。

    新しく物を創ってビジネスを起こす、というだけでは無く、今の仕事の中や取引先との関係性を考え直す事で、新たな何かが生まれる事もあるように思った。

    自分の世界にどんな風に応用出来るか…もう一回読み直してみよう。

    今度東京に行ったら、スープストックトーキョーに食べに行こうかな。
    新宿で見たけど、通り過ぎてしまった。
    文喫も行ってみたい。

    どんな仕事をしてる人にもおすすめです‼️

  • 野崎さんのようなタイプの方とは働いたことがないので、こうした業界の方の考え方の一端を知ることができるのは興味深かった。また、成功例として描かれているスープストックや文喫の空気感は、ゆるぎないコンセプトとユーザー側の考えられた余白に基づいたものだったのだと納得。非クリエイティブな自分だが、日常にもっと感度をあげるスイッチと妄想力を大事にしようと感じさせられた一冊だった。

全13件中 1 - 10件を表示

野崎亙の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
フィル・ナイト
リンダ グラット...
ジェームス W....
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×