- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784296104475
作品紹介・あらすじ
2019年台風19号、18年西日本豪雨、17年九州北部豪雨、16年台風10号--。大きな被害をもたらす水害が毎年のように発生している。気候変動の影響の顕在化などによって、従来なら異常と思われていた現象が、もはや異常とは言えない時代に突入した。
近年、特に目立つのが河川の上流域での集中豪雨に伴う洪水・土砂・流木が一体となって人家などを破壊する「複合型水災害」だ。本書では発生源となる森林や河川上流域に焦点を当て、発生の現象と原因、そして緑のダムと呼ばれる森林やダム、砂防堰堤などの実態と課題について解説する。森林とダムによる流域全体の“総合的処方箋”を提示した水災害対策の新しい教本だ。
■主な内容
はじめに
第1章 「緑のダム」が決壊した
第2章 森林における治水・利水機能とその限界
第3章 急峻な国土に生きる
第4章 森林政策を考える
第5章 これからのダムに求められる役割
第6章 ダムと森林の連携
あとがき
感想・レビュー・書評
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/758113詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
林学・砂防系の研究者と工学部の防災系の執筆者のコラボレーション。バランスの取れた内容で、大変に好感が持てる。
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/758113 -
森林の果たす機能とその限界をわかりやすく記述。一般的に過大評価気味であることがわかる。
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB29442861 -
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河川工学の学び直しのようだ。近年の水災害は過去の想定を覆すものだが、森林ではなくダムの存在がその水災害の被害を食い止めている事の事実。流域マネジメントの一般社会への浸透が重要だとは思うが、何となくプロダクトアウトな発想に読める。