- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784296115365
作品紹介・あらすじ
【内容紹介】
顧客満足度90%、効果2倍、就職に強い大学ベスト10……
うまい数字には嘘(ワナ)がある!
売上目標、前年対比、平均年収、レビューの評価点、視聴率、感染者数の推移……私たちの周囲は数字で溢れています。
でも、その数字は本当に信じていいもの?
ビジネス数学教育家として人気の著者が、「数字を正しく読む技術」をエクササイズや事例を交えて解説。
楽しく読み進めるうちに、「世界を正しく見る目」が自然と身につきます。
感想・レビュー・書評
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コロナの感染者が先週より〇〇人増えた、著者累計100万部、顧客満足度90%、etc...
世の中にはたくさんの「数字」があふれています。
果たしてその「数字」を正しく「見る」ことはできているでしょうか?
そんな「数字」に騙されないため、さらには自分が騙さないようにするためにはどうしたらいいか。
それには「定義」を疑うこと、比較対象は何か? ということを考えることが大切。
タウリン1000㎎配合とタウリン1g配合、どちらがすごいと思うか。
なぜ1000mgという単位を使っているのか。
そんなことを考えながら、どんな意識で数字に臨めばいいかを徹底的に教えてくれる。
世界を正しくみられるようになるために読んでおきたい1冊です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者はビジネス教育家で本書が書き下ろし。
物事を数値化することの重要性はよく仕事で言われることであるが、それだけでは物事の表面的な部分しか掴んでいないこともありえる。
「逆は?」「一方では?」の視点は勉強になる。例えば利益が前年比1%しか伸びていない会社と言われるがあったとする。
「逆は?」の視点で見ると利益は出ているといえる。「一方では?」の視点で見ると競合他社は実は軒並みマイナスだったとする。統合してみるとこの会社は決して悪くはないのである。
このように数字の表側だけではなく裏側も見ると、本質に近づける。誇大表示の広告にも騙されなくなる。 -
世の中の様々な場面で目にする数字を、どのように正しく見て、理解したら良いのか、見方を間違うとその意味合いや評価が真逆になってしまう。数字との付き合い方について、そのヒントを簡潔に教えてくれる一冊。数字にだまされないためにはどうしたら良いかを述べながら、信用を失わないために、だまさない・ごまかさない数字の見せ方・伝え方をすることの大切さを説いている。
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タイトルのとおり、数字にだまされないための基本的な考え方を、具体的な事例とともに分かり易く学ぶことができる。
数字でアピールしてくる商品や各種サービスに対して、冷静な目で判断できるようになる(既に出来ている人は、そこまで得られる知識は多くないかもしれない)。
数字は可視化や抽象化という点で優れているが、思考停止に陥るといったデメリットもある。
だまされず、「思考の始点」として活用していくことが重要。 -
数字自体は嘘をついていないが、その数字を出す人間によって様々な捉え方が得られる数字へと変わる。
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flierで取り上げられ興味持ち、購入。
グラフの見方、平均の捉え方などこの手の話としては基本的な内容が多いが、ちゃんと理解できてない方も一定数いる中で、分かりやすくコンパクトにまとめれていると感じた。
理解ができない方が一定数いるという意味で、「数字はコトバ」という著者の定義は、個人的に納得感が高かった。 -
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数字にだまされない本
深沢真太郎
22/10/4出版
「○○は9割」は多すぎて陳腐化しているけど
やはり数字がついた言葉はキャッチーで誘導されやすい
数字マジックに踊らされない知識を持ちたい
#数字を正しく読む技術
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
#読みたい本
https://amzn.to/3RvRoPn -
深沢氏の書籍はビジネスシーンで役に立つ物が多く、その新作ということで購入。
数字を見て思考停止になるのではなく、むしろそこが思考の出発点。数字はアクションにつなげるものである。この意識を自覚できたことだけでも読了のメリットがある。
本には数字を読むうえで陥りやすい落とし穴やそれを回避する具体的なポイントが記載されており、その多くはビジネスシーン以外でも有用なものであった。
・数字の裏側を「逆は?」「他方で」という視点で読み解き、恣意的な解釈を飲み込んでしまうことを防ぐ
・データを見るときはその期間・カテゴリだけで判断して良いのか省みる「そのサイズでOK?」という視点
・「ざっくり・・」と説明するときはその振れ幅も添えることで相手との前提の不一致を防ぐ
・平均値が出たら、中央値、最大値、最小値を確認して数字のバラツキを把握する
・数字をとった者の欲求と恐怖を想像することで、都合の良い数字を示されて騙されるリスクを下げる -
〈うまい数字には嘘がある!〉──帯のコピー
「顧客満足度90%」⇒割合の“もとの数”は?
「5秒に1個」⇒販売対象は? 1日は何時間で計算?
「東京ドーム5個分」⇒ドームのどこの広さ?
「平均年齢40歳」⇒40歳の人がいる?
「住みたい街ランキング」調査対象者数は? 算出方法は?
身の回りにあふれるさまざまな数字を正しく読み解く技術を、演習と事例で解説
「だまされない」ではなく「だまさない」数字の見せ方・使い方が学べる本
文庫書き下ろしで2022年10月刊
著者は日本でただひとりを自任するビジネス数学教育家
数字に強い人材・組織を作る教育の普及に努めている -
顧客満足度90%、就職に強い大学ベスト10、平均年収、レビューの評価点、視聴率など、数字にひそむワナを暴きます。
数字を正しく読む技術を、演習や事例を通して解説してくれます。