- Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
- / ISBN・EAN: 9784296116522
作品紹介・あらすじ
この本では、2つのことが学べます。「当時の社会やビジネス状況の解決策としての経営戦略論」と、「現代のイノベーション論の構造」です。
特に前者は、これまで経営学を学んできたみなさんにとって、最高の復習になるでしょう。また後者は、これからビジネスに立ち向かおうとするみなさんにとって、よい指南書となることでしょう。
この本は、学術書でもコンサルタントのビジネス書でもありません。テイラーとメイヨーらに始まるこの100年の経営戦略論の流れを描いた、400ページ余りの「ストーリー」です。学術、コンサルティング、企業のどれにも偏ることのない。
経営戦略を学ぶ、入門もしくは仕上げに、この1冊をどうぞ。
感想・レビュー・書評
-
マンガと言いつつ内容はその名の通り
「経営戦略」を歴史的に整理された内容で500頁に近い分量があり読み応えは十分。マンガ部分の後に説明文が繰り返される形で要約される為、自ずと頭に入り易く、「おわりに」で著者が述べているように「みなが経営学を楽しく学ぶ」ために工夫がされたものと納得がいく。著者の他の作品も手に取ってみたいと思える充実した内容。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読みやすくて◎
-
漫画ではあるものの、原本に忠実に書かれているため、勉強になったし、現在使われているSWOT分析が、どのような流れで出てきたかが分かった。経営戦略全史と言うより、経営学の歴史といった方が良いのか、この分野は全く疎いので、知らない人物の名前が多々出てきて、また知らない用語も多々出てきて読み通すのに一苦労した。ただ経営に携わっている人間にとっては基礎学問としてyんおいて損はない本だと思った。
-
2冊にわかれていた確率篇と革新篇を読了。おもしろかった。
経営戦略の巨匠たちが次々と登場し、ケイパビリティ派とポジショニング派のせめぎ合いや栄枯盛衰が味わい深い。革新篇ではデザイン思考やリーン・スタートアップも登場。
通常のマンガよりも説明文が多いけど、これはこれで早く読めてよき。 -
<目次>
第1章 近代マネジメントの3つの源流
「科学的管理法」を生んだフレデリック・テイラー
「豊かな大衆」を生んだヘンリー・フォード
「人間関係論」の始祖エルトン・メイヨー
企業の「統治プロセス」をつくったアンリ・フェイヨル
第2章 近代マネジメントの創世
「経営戦略」で世界恐慌を乗り切ったチェスター・バーナード
「マネジメント」の伝道師ピーター・ドラッカー
「経営戦略論」の真の父イゴール・アンゾフ
「組織は戦略に従う」とは言わなかったアルフレッド・チャンドラー Structure&Strategy
「組織戦略」でマッキンゼーをつくったマーヴィン・バウアー
「SWOT分析」を広めたケネス・アンドルーズ
「マーケティング」の伝道師フィリップ・コトラー
第3章 ポジショニング派の大発展
3つの飛躍「時間」「競争」「資源配分」ブルース・ヘンダーソン
マッキンゼーの逆襲 フレッド・グラック
「ポジショニング派」のチャンピオンマイケル・ポーター