- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784296118182
作品紹介・あらすじ
やる気をなくし早々に〝窓際族〟を目指す30代エリート、 世帯収入3000万じゃないと就職する意味がないと嘯く女子大生、 「普通に暮らせればいいです」が口癖のZ世代会社員、「今まで頑張ってきたから」を言い訳に会社に寄生する50代、人生諦めたまま老いていく中年氷河期世代…… 「仕事に意欲を持っている日本人は5%しかおらず、世界145位中最下位」 いま、何が日本人から働く意欲を奪っているのか? 健康社会学者である著者が、会社員へのインタビューをもとに 「働かないニッポン」の構造的な問題をひもとく。
感想・レビュー・書評
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なんでこんなにも日本人は心までも貧相になってしまったのだろうか。
いくら頑張っても報われない、何も変わらないと思う気持ちはとても良くわかり、何か行動を起こすのではなく単に文句だけ言っている人種に成り下がってしまった。
それを解決するためには、自分の意識を変え、手の届く範囲への愛を与えることだと言う。確かに…愛だよな、愛。 -
一億総モラトリアム社会、意欲を失って無難を求める若者世代の描写は共感できた。それが何故なのかについてははっきり分からないままだった。
「脱働かないニッポンのためにできること」これからの目標の提示があったのは良かった。特に仕事がない状態の高齢者や生活保護受給者が「仕事がしたい」と言うというのが驚きだった。
人は「仕事」「家庭」「健康」3つのボールを落とさないようにしないと幸せになれない。自分に意味があると感じられるような仕事をしていくのが大切。 -
働かないおじさんやすぐ辞める若者について、日本の構造的問題を深く掘り下げるというよりは、どうすれば幸せに暮らせるかという視点で描かれている。
働かされる労働ではなく、人の役に立つためにはたらく、そうすれば私も幸せになれるし、私が幸せになれば、日本も幸せな国になれる。
共感した。 -
5章を先に読んで満足した人は他は読まない方がいいかも。
働かない日本の実態をつらつらと書いている気がする。 -
東2法経図・6F開架:B1/9/507/K
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著者の書かれていた、あかん方に当てはまることも多く反省。
問題提起だけして何もしない、我がことととして当事者意識がない等、特に気をつけたい。
“生きてりゃしんどいこともあるよ。それはそれとして、明るく生きようぜ!”
この考え方は大事だなと思った。
大きなことは出来ないが、半径3メートルの世界なら、何とかなりそうな気がする。
これから実践して行こう。 -
特に序盤、非常に深く共感したというか、世代的にその通りだな、と思ってしまう。
仕事とプライベートは別。
仕事に求めるのはやりがいなんかではない。
改めてなんで働いてるんだっけ?と考えさせられた。
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働くとは、他人のためでもあり自分のためでもある。そして、そう思うのは、みんな同じ。なら、自分のためだけでなく、人にどう接するか考えたらいい。「仕事」「家庭」「健康」という3つの幸せのボールがあることを思った働き方。これも、みんなそう。なら、自分に何ができる、ということを考え働きたい。最後の章で、心が暖かくなりました。
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働き損の国:潜在的影響 働かされ感 1億総モラトリアム社会 意欲を奪われる若者たち:窓際座奥を目指す新入社員 組織社会科家庭の欠損 役割の獲得 最近の若者論 ワクワクする 日本の20歳≒スウェーデンの65歳 無難に埋没 身分偏差値 富裕層互助会 中高年無理ゲー社会:ステレオタイプ脅威 雇用保蔵者数・社内失業者 大ジジイという魔物 働く意欲喪失:日本的マゾヒズムの変貌 呪縛から逃れる:集団のSOC↑ 有意味・把握可能・処理可能感 脱働かないニッポン:有意味感を強くするための6カ条 フロイトー他者とつながる