「秒」で伝える 「観察力×表現力」を鍛える100のレッスン
- 日経BP 日本経済新聞出版 (2023年11月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784296118199
作品紹介・あらすじ
LINEやチャットでもちゃんと伝えられますか?100の絵解きを通じた小さな習慣から始める、誤解されない文章表現・伝達力の磨き方。 あなたの伝えたいこと、速く正確に伝わっているだろうか? 「おおまかに」伝わればいいのなら、頭に浮かんだ言葉をそのまま伝えたり、書き出したりしても目的は達成できる。しかし、「しっかり」伝えなければならない場面は、当たり前だがそれではダメ。例えば、車が動かなくなったとき、「おおまかに」は「車が動かなくなった」で十分だ。しかし、なぜ動かなくなったのか、どうしたらいいのかを相手に聞いたりするには、「どんなふうに動かなくなったのか」など状況をきちんと伝えないと、自分も相手も「しっかり」考えることができない。 最近は仕事でも、eメールのほかLINEやチャットを使う場面も増えてきたが、きちんと相手に伝わるように、また齟齬が生じないように表現できているだろうか? 「そんなつもりじゃなかったのに」と後悔した経験のある人は多いはずだ。 本書は、簡単な1枚の絵を見て、そこに描かれた状況をどのように伝えるかをテーマに100の実践的なレッスンを提示。その絵のどこを見て、簡潔にどう表現するか。1つひとつ取り組むうちに、誤解されることなく相手に伝わる観察力と文章力が身につく。短い表現でも正しくポイントを伝えられるようになれば、報告書など様々な場面でも、きちんとした文章が書けるようになる。すべての人におすすめの一冊である。
感想・レビュー・書評
-
仕事柄、正確な情報の伝達・入手が必要なので、あとがきの「しっかりとした考えを持つためには、まずは自身の表現のいい加減さに気づき、日ごろからいい加減な表現をできる限りなくしていく心構え」には賛同するが、タイトルと内容の乖離が否めなかった。
もっとあるある、だったり、例文が「その問い合わせ困るんだよねぇ」的なひっかかりがあると違うかもしれませんが。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
屁理屈のオンパ
右側に絵、左側に文章という構成で一貫していて、絵を見ながら説明文を考え、文章を読み答えあわせをする。
見た絵から事実のみを抽出し書くとしながら、絵について想像を膨らませて書いている部分も多い。特に酷いのが秒で伝えるとしながら、答えの文章は秒では伝わらず、結局、絵だよねとなる。
試しに、左側の文章を読んで、右側の絵を想像してみると面白い。文章のみで伝えることの困難さがよくわかる。