小説 猫的人生論ドラマ 捨て猫に拾われた男

著者 :
制作 : 小林 弘利 
  • 宝島社
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本棚登録 : 19
感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784299000866

作品紹介・あらすじ

コピーライター・梅田悟司のエッセイ『捨て猫に拾われた男 猫背の背中に教えられた生き方のヒント』を原作として制作された、昨年放送のNHKスペシャルドラマ『ネコ的人生論ドラマ 捨て猫に拾われた男』をノベライズ。

ある日、ふとしたことから会社に行けなくなった僕。
勤めていた出版社から休職指示を受けた真面目な僕は、
ひょんなことから、黒猫・大吉と出会います。
これまで「犬派」だった僕は、初めての猫との暮らしに大奮闘。

自由きままな大吉とのふれあいを通して、僕と社会との関係がだんだん変わっていきます。
そう、ちょっぴりギクシャクしていた夫婦の絆も。

そんな僕が大吉と出会って見つけた「人生の幸せ」とは?

忙しさを抱える現代人の心に響く温かなストーリーです。

【目次】
プロローグ
第一章 出会ってしまったキミと僕
第二章 キミの暮らす家
第三章 キミのいる場所
第四章 ロング・ウェイ・ホーム
第五章 ・ト・ク・ン・ト・ク・ン・
第六章 キミがここにいる奇蹟
エピローグ

感想・レビュー・書評

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  • P242
    ハンサムで野性的な猫を連れてきた彼を見て、あたしは《この人は大丈夫》と信じられたのだった。甘えて休んでるわけじゃない。なんとかして自分と社会との折り合いを付けようとしてるんだと、そう感じた。

    この話は、ある日会社に行けなくなった僕と黒猫・大吉と出会って見つけた「人生の幸せと」とは?って帯に書いてあるけれど、私の中では僕でも黒猫でもなく、主人公は〝妻さま〟だったな。
    幸せとは、「自分の事を信じて一緒に歩いてくれる人が隣にいる事。」なんじゃないとかと、この本を読んで思った。

    突然会社に行けなくなって、電車に乗れなくなって、でも電車に乗ろうと、会社に行こうとする夫に、こんなに落ち着いて寄り添える妻さまってすごすぎる。

    みんなそれぞれが思いあってて、優しい世界だった。
    単調でなかなか読み終わらなかったけれど、最後の自分が思う〝幸せ〟を考えれらたから良かった。

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著者プロフィール

コピーライター。武蔵野大学アントレプレナーシップ学部教授。
1979年生まれ。大学院在学中にレコード会社を起業後、電通入社。マーケティングプランナーを経て、コピーライターに。2018 年にインクルージョン・ジャパン株式会社に参画し、ベンチャー支援に従事。2022 年4 月より現職。主な仕事に、ジョージア「世界は誰かの仕事でできている。」、タウンワーク「バイトするなら、タウンワーク。」、Surface Laptop 4「すべての、あなたに、ちょうどいい。」のコピーライティングや、TBSテレビ「日曜劇場」のコミュニケーション統括など。経営層や製品開発者との対話をベースとした、コーポレート・メッセージ開発、プロダクト・メッセージ開発に定評がある。著書に『「言葉にできる」は武器になる。』(日本経済新聞出版)、『捨て猫に拾われた僕』(日経ビジネス人文庫)、『やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。』(サンマーク出版)など。

「2022年 『きみの人生に作戦名を。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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