増補改訂 カラー版 お経と仏像でわかる仏教入門 (宝島社新書)

  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784299006219

作品紹介・あらすじ

お経と仏像を知れば、仏教がわかる! お経は約5000巻にもおよぶ仏典に記されたブッダの言葉。仏像はそんなお経に描かれた仏たちの物語をもとにつくられている。お経の全集『大蔵経』には、政治・経済・社会・心理・風俗・習慣・説話など、載っていない話はなく、読み飽きることはないとされる。そんな東洋の知恵の宝庫であるお経を、般若心経から法華経、観音経、浄土三部経、大日経など密教経典も含め13経典、仏像と仏教美術の美しいビジュアルとともに紹介し、仏のこころに触れる! 「地獄草紙」「餓鬼草紙」などの地獄絵とともに、仏の教えと悟りが失われ、災害が相次ぎ疫病が流行る法滅の時代を説いた末法思想も増補解説!!

感想・レビュー・書評

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  • ひょんなきっかけから仏教や仏様に興味がわいたので本書を購入。
    本書では大きく①お経、②仏像、③日本(人)における仏教の位置づけや歴史 といった構成で説明がされています。

    お経について、てっきり宗派でそれぞれのお経があるのだろう程度で考えていたのですが、実際はそれ以上に様々な種類のお経が存在することに驚きました。

    仏像については如来、菩薩、明王や天部の神々などがその説明とともに紹介されています。本書はフルカラーで構成されているので、国宝級の有名な仏像がカラー写真で紹介されており見ごたえがあります。このカラー写真集が本書の大きな魅力の一つだと思います。

    また日本における仏教普及の背景や、変遷の歴史、各宗派の傑僧の紹介もあり、体系的に日本仏教について知ることができると思います。

    一方で本書では仏教の思想や世界観について詳細に説明されている個所があります。これ自体悪いことではないと思いますが、概要と詳細の落差が激しいことと、その間で漏れていることも多そうだなという印象を受けました。初心者が読むと「体系的なわかりやすさ」という点で難があるかもしれません。
    包括的な概要書とともに本書を読むことをおすすめします。

  • 天台は宮家、真言は公卿、禅は武家、浄土は平民。というのはなるほどなと思った。
    もとはシャーキャ族のゴータマ・シッダッタという一人の人間の等身大の教えで、偶像に頼らないように菩提樹とかの象徴で釈迦を表したり、いろんな考え方が出てこないように結集したりしていたのに、どんどん偶像化されて話が膨らんでいったんだなという印象を受けた。シルクロードに乗って伝播して行ったらなおさら。
    仏が人の姿でやってくる応身、人を救おうとしてやってくる報身、仏の教えそのものを表した法身。毘盧舎那如来や大日如来は法身、ということで納得。

  • 理趣経等さわりをうかがう
    もう少し仏像について語ってほしかった
    でもよいよ

  • 疫病、天災、戦乱、飢饉…末法の時代が生んだ日本浄土仏教 般若心経から法華経、観音経、浄土三部経まで
    お経に描かれた仏たちの物語を通じて仏教、その2500年の叡智を読み解く!【スペシャルインタビュー】釈 徹宗
    ◎日本人にとって仏教とは何か◎この仏教経典がすごい!
    [プロローグ]仏陀――その人、その教え
    釈迦八相図とともに見る仏陀の生涯
    [第一部]お経――般若心経から法華経、観音経、浄土三部経まで 現代社会を生き抜くための仏陀の言葉
    [第二部]仏像――如来・菩薩・天の世界
    衆生を加護・救済する諸尊の教えを知る
    [第三部]日本人と仏教――宗教的弱者が救われる仏道

  • 時々読み返して、仏教を理解していきたい。

  • 写真が多く解説も丁寧

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