証言 UWF×プライド 総合格闘技に挑んだプロレスラーたちの死闘秘話

  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784299009746

作品紹介・あらすじ

「証言UWF」シリーズのスピンオフ企画。
1996年のUWFインターナショナル崩壊後、U戦士たちが向かった舞台は総合格闘技のリングだった。
プロレスと格闘技の間で漂流し続けた男たちが踏み込んだ、引き返し不能地点。
彼らが“ガチンコ”のリングで見たものは何だったのか。
プロレスラーたちが見た総合格闘技の全舞台裏。髙田延彦、田村潔司らが語る総合のリングの虚と実のすべて!

感想・レビュー・書評

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  • 好評を博している宝島の「証言」シリーズ。
    今回は黎明期の総合格闘技に出場したプロレスラーと、
    その関係者たちへのインタビューで構成されている。

    登場するのは高田延彦・田村潔司・アントニオ猪木・榊
    原信行・中邑真輔・藤田和之・佐藤大輔・川崎浩市・島
    田裕二。UWF関係者は高田と田村だけなのにタイトルに
    UWFが付く。販売に影響があるのかなぁ、UWFの冠が無
    いと。

    物心ついた頃からずっとプロレスファンだった僕は、今
    でも「プロレスこそ最強の格闘技である」という思いが
    消えない。時代は変わり、今プロレスと格闘技を一緒に
    語る人はほぼ居ないと思うが、田村・中邑・藤田の3名
    はそういうプロレスファンの最後の熱い思いにある程度
    応えてくれた名選手たち。彼らが語る「総合格闘技」と
    いう未知の領域へ踏み込んだ思い出は、非常に重く、そ
    して興味深い内容であった。

    もう一つ懐かしかったのは、PRIDEで審判部長まで務め
    た元バトラーツのレフェリー、島田裕二氏の記事(ター
    ザン山本との対談)があったこと。僕は島田レフェリー
    こそPRIDE躍進の立役者だと思っていたのだが、アレ以
    降の消息を全く聞かず、かなり気になっていた。今は別
    分野で成功しているようで何より。

    証言シリーズもこのテーマを出してしまったら、少なく
    ともUWFに関する書籍は終了だろうなぁ、と。編集部に
    はUWF以外に僕らを惹き付けるテーマを模索して欲しい。
    このシリーズ、非常に良いと思うので。

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