- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784299013101
作品紹介・あらすじ
長寿社会の「闇」を抉る、衝撃のルポルタージュ!
65歳以上の高齢者人口が約3600万人、総人口の28.7%を占める日本は世界一の超高齢社会にある
高齢者の急速な増加に医療、福祉分野の対応が声高に叫ばれるが、より深刻な問題が超高齢社会には潜んでいた
万引き、ストーカー、暴行など犯罪行為に走る高齢者の多さだ。また、社会とつながりを失いホームレスとなる高齢層の存在も際立つ
大手メディアが決して報道しない、長寿社会の「闇」を抉る衝撃のルポルタージュ!
感想・レビュー・書評
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新郷由起『老人たちの裏社会』宝島SUGOI文庫。
長寿社会の闇に迫ったルポルタージュ。
今や人口の3人に1人と言われる65歳以上の高齢者。急激な高齢者の増加に医療制度や年金制度は対応出来ず、年々手薄になる社会福祉。そんな中、高齢者による万引き、ストーカー、DV、暴力などの犯罪が急増しているらしい。虐げられる高齢者の反乱か。反面、高齢者を狙う詐欺などの犯罪も増えているようだ。
今の若い人たちからすれば、まだまだ先のことと思うかも知れないが、いずれ老いは誰にも平等に訪れる。「俺が死ぬときは即死だから保険など要らない。」と叫んでも、何とか生かし続けるのが今の医療。不自由な体と頭で社会の底辺で惨めに生き続けなければいけない辛さと息苦しさ。
これまで長年に亘り健康保険に税金、失業保険、介護保険と、取れるだけ取って、医療費は3割負担に、年金支給開始は65歳、さらには70歳からとなり、年金支給額も年々減額され、日本政府による詐欺のような社会福祉制度。
新型コロナウイルス感染禍に於いては、日本政府は高齢者の死亡率が高いと見るや、まるで感染の拡散と拡大により高齢者を抹殺しようとしているようなGo Toキャンペーンの前倒し強行。
これでは高齢者が反乱を起こしてもおかしくない状況である。
本体価格780円
★★★★ -
仕事しろって