医療ムラの不都合な真実 (宝島社新書)

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784299027726

作品紹介・あらすじ

医療で後悔しないための必読書!

政府・専門家・医師・製薬会社・マスコミの
「談合体質」と「無責任」

テレビ・新聞などが報道する医療情報は果たして「正しい」のか? それは新型コロナ騒動を見れば明らかだ。
政府・専門家が主導した非常事態宣言や感染症対策に「科学的根拠」などなかったことをご存知だろうか。
「国民の多くが打てば集団免疫が獲得できる」と接種を促してきたコロナワクチンに関しても国民は騙された形になった。
なぜ医者は「真実」を語らないのか。医療現場を取材し続けるジャーナリストが明かす医療ムラのタブー!

感想・レビュー・書評

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  • 書名ほど「医療ムラの不都合な真実」を暴き出している感じでもないが、mRNAワクチンなどの治験で製薬会社がデータをどう誤魔化しているか、EBM(Evidence based Medecine)と言いつつ、医療界、マスコミがいかに裏付けのない情報をまき散らしているかなど、情弱者にならないための自己防衛の必要性を再認識させられる。

  • 論理的に分析されていて、自分も無批判に色んな論文やら意見やらを受け止めていたな、と感じた。
    最後の章に関しては、言論の自由について述べられていて、ちょっと思い込みが過ぎるのではなかろうか、とは思ったが、これも無知な私だからこそ思ってしまうことなのだろうか。これが本当ならば、やはり今の世の流れは恐ろしい方向に進んでしまっているのだろう。歴史は繰り返す。自分を守るためにも、その渦に巻き込まれないようにしなければならないと思った。

  • 著者の思いの圧が強めで、自分には合わなかった。ワセクロを追いかけるぐらいのアンテナはあるので、この本で1番冷静に書かれている部分は知ってた。数字が誤魔化されていると書くわりに、論理の飛躍が見られたりして、飲み込みにくかった。

  • 第1章 新型コロナワクチンの「嘘」
    新しい薬ほど優れているとは限らない
    治験では検出できない副作用がある
    治療必要数という指標
    イスラエルの実情
    摂取後脂肪は放置
    第2章 「エビデンス」という言葉に騙されるな!
    「思い込み」医療が横行していた
    「拡大手術」を自慢していた外科医たち
    ランダム化比較実験
    メタ解析
    コホート研究
    人は体験談に騙されやすい
    専門家個人の意見
    バイアス
    非科学的で非論理的な対策
    第3章 製薬マネー依存症
    医師を目指す学生たちの変容
    医学界の「正解」は診療ガイドライン
    つくられたエビデンス
    診療ガイドライン作成
    利益相反
    評価項目のすり替え
    ハイリスクの大ばくち
    ワクチンマネー
    第4章 大手メディアの「無批判」と「無責任」
    「新型コロナワクチンを考える」シンポジウムの反響
    大手メディアが報道しないワクチンのリスク
    不都合な真実
    数字のトリック
    疑う能力の欠如
    権威を言い訳にする記者たち
    イレッサ事件
    わからない≒科学的態度

  • ワクチンや製薬など・・・医療界の裏側を描いた、医療系ジャーナリストの鳥集徹さんによる一冊。テレビなどでは報道されない新型コロナワクチン周りの話(陰謀論の話ではない)~思い込みに待ったをかける正しいニュースの見分け方~製薬マネー~都合のいい事しか報道しないメディアに対する提言の話まで、医療界の闇に切り込んだタブーが語られる。医療業界の裏側を知りたい人にオススメの一冊。

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著者プロフィール

ジャーナリスト

「2017年 『ワクチンで子どもは守れるか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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