- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784299038500
作品紹介・あらすじ
保守のコスプレ。“売国政治”の正体!
自民党の「劣化」が止まらない――。
国際競争力の低下、“反日カルト”との蜜月、いまだに迷走を続けるコロナ対策、上がらない賃金と物価高、少子高齢化に格差拡大……とあまりの無策ぶりに、多くの国民は怒りを通り越して絶望するばかりだ。
公正な自由選挙制度の下、この国ではなぜか、自民党がほぼ常に第一党となって揺るがない。
それはどうしてなのか?
彼らはいずこで日本の舵取りを誤ったのか?
その「失敗の本質」に迫るべく、10人の識者を直撃した。
〇統一教会に票乞いするハレンチ
〇「グロテスクな親米派」の跋扈
〇農業消滅で「飢えるニッポン」
〇派閥=選挙互助会の体たらく
〇“情と空気”に流される防衛政策
【目次】
●第一章
“空気”という妖怪に支配される防衛政策
石破 茂(自民党・衆議院議員)
●第二章
反日カルトと自民党、銃弾が撃ち抜いた半世紀の蜜月
鈴木エイト(ジャーナリスト)
●第三章
理念なき「対米従属」で権力にしがみついてきた自民党
白井 聡(政治学者・京都精華大学准教授)
●第四章
永田町を跋扈する「質の悪い右翼もどき」たち
古谷経衡(作家)
●第五章
“野望”実現のために暴走し続けたアベノミクスの大罪
浜 矩子(経済学者)
●第六章
「デジタル後進国」脱却を阻む、政治家のアナログ思考
野口悠紀雄(経済学者)
●第七章
食の安全保障を完全無視の日本は「真っ先に飢える」
鈴木宣弘(経済学者・東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
●第八章
自民党における派閥は今や“選挙互助会”に
井上寿一(歴史学者・学習院大学教授)
●第九章
小泉・竹中「新自由主義」の“罪と罰”
亀井静香(元自民党政調会長)
●特別寄稿
自民党ラジカル化計画―― 一党優位をコミューン国家へ
浅羽通明(古本ブローカー)
感想・レビュー・書評
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東2法経図・6F開架:315.1A/I71j//K
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● 万年与党と万年野党の噛み合わない議論。茶番のようなやりとりが続き、空転する国会。日本と言う船が沈没しつつあるので、半ば当事者意識を失いから眺めている私たち。
●旧民主党系。鳩山、岸、中曽根→細田、二階堂、石原
●旧自由党系。吉田、池田、佐藤、角栄→岸田、竹下、麻生
●石破茂、進次郎
●中国は隣国にインド、ロシア、パキスタンや北朝鮮がいて、全ての戦力を台湾や日本に向けられる状況には無い。
●今回評価する点は、陸海空の統合司令官を設置すること。当たり前だけど今まで無かった。
●次期戦闘機の、日英伊による共同開発は好例。
●GDP2%、11兆円は世界3位の軍事費。
●在日米軍の管理権を日本に移管できないものか?
●統一教会の取材を進めていくうちに、多くの政治家が、選挙に当選したいがために、統一教会の末端の信者を使いすてにしている構図を目の当たりにしました。
●被害者救済法案の問題点。いわゆるマインドコントロールに関する規定が明記されてないと言う点。
●安倍元首相の祖父である岸信介と勝共連合の深い関係。第二次安倍政権が発足した2012年以降、必ず長期政権を実現し、悲願の憲法改正を果たしたかった。そのために「改憲」で一致する勝共連合と急接近したのでは。
●吉田茂の系譜の自由党と、鳩山一郎の系譜の民主党は様々な確執を抱えていました。かなり大掛かりな工作により1つにまとめた。アメリカにとっての日本は、太平洋戦争と言う大きな犠牲を払って獲得した戦利品ですから、それを手放すわけ行かないのです。
●本来は傍流である清和会が、20年も政権運営を続ければ、宏池会の本流の方は廃れてしまう。
●自民党は「はだしのゲン」に出てくる鮫島町内会長。自分が生き残るため、ムードに合わせて態度も主義主張もコロコロ変える。
●大きく成長し、質的にも充実しているはずの日本の経済社会の中に貧困問題があると言うこと自体が問題。経済規模はもう拡大しなくていいのです。