日銀 利上げの衝撃

  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784299041180

作品紹介・あらすじ

2023年4月8日、2期10年に及んだ黒田日銀総裁から新総裁に交代します。新総裁の方針は日本の為替や経済に大きな影響を与えることは必至です。本書では、新総裁を含め日銀人事はどうなるのかをはじめ、「金利の今後」「不景気の株高を含めた株バブルは起こるのか」「国債引き受け量変化の見通し」「緩和の出口戦略をどうするのか」などについて、金融・経済の専門家が分析、解説しながら今後の展開についてシナリオを提示します。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルには利上げの衝撃とあるが、実際には気鋭の4人の論客が日銀の出口戦略について語る。毀誉褒貶相半ばするアベノミクスについての評価は分かれているものの、当面緩和を継続した上で徐々に金利引き上げに踏み切るべきという点については基本的に意見が一致する。

    この本の良いところは、玄人向けに見えて実は素人にもわかるようにかなり平易に書かれている点だと思う。例えば金利と債券価格の関係等についても説明を割愛しない。生きた経済学を学びたいなら、小難しい教科書に加えて一冊手元に置いておいてもいいのではと思うくらい。

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著者プロフィール

経済評論家。仙台市生まれ。1993年東北大学工学部原子核工学科卒業後、日経BP社に記者として入社。野村證券グループの投資ファンド運用会社に転じ、企業評価や投資業務を担当。独立後は、中央省庁や政府系金融機関などに対するコンサルティング業務に従事。現在、「ニューズウィーク(日本版本誌)」「現代ビジネス」など多くの媒体で連載を持つほか、テレビやラジオで解説者やコメンテーターを務める。著書に『新富裕層の研究』(祥伝社新書)、『戦争の値段』(祥伝社黄金文庫)、『貧乏国ニッポン』(幻冬舎新書)、『縮小ニッポンの再興戦略』(マガジンハウス新書)など多数。

「2022年 『スタグフレーションーー生活を直撃する経済危機』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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