冒険淫風怪異: 東アジア古典小説の世界

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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784305705914

作品紹介・あらすじ

東アジアの人々の交流に、古典小説はどのような役割を果たしたのか。
二十一世紀、再びアジアの時代が到来した。欧米の近現代を最終地点に描かれてきた文化・文明史を、本書では、アジアに軸足をシフトして考える。大交流時代の十六、七世紀、日本・朝鮮・中国・ベトナム…、各国の文学は繋がっていた。それは、この時代に吹いた新しい風、〈冒険〉〈淫風〉〈怪異〉というテーマで、である。東アジア古典小説史は果たして可能なのか。 十六・七世紀のアジアの文学を総体として捉え直す書。

【二十一世紀は「再びのアジア」の時代である。従来、世界のあらゆる文化文明史が、欧米の近現代を最終到達地点として書かれてきたが、この地点の軸足がこれから大きくアジアへとシフトする。よってアジアの小説史はこの視点のシフトによって大きく変わらざるを得ないはずである。この事態を見据えた上での、アジア小説の歴史叙述と未来への展望が、今こそ必要である。……本書・跋、要旨より】

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著者プロフィール

茨城キリスト教大学文学部教授(日本近世文学、日韓比較文学・文化)
著書に『冒険・淫風・怪異―東アジア古典小説の世界』(笠間書院、2012年)、『西鶴小説論』(翰林書房、2005年)、『はじめに交流ありき』(編著、東アジア文化講座第1巻、文学通信、2021年)、『全訳 男色大鑑・武士編/歌舞伎若衆編』(編著、文学通信、2018・2019年)、『韓国の古典小説』(共編、ぺりかん社、2008年)、『日本近世文学と朝鮮』(共編、勉誠出版、2013年)、論文に「日朝文士の齟齬はいかに起こり得たか」(『文学』岩波書店、2015年)、「十六・七世紀の東アジア海域と男色ネットワーク」(『文学』岩波書店、2012年)など。

「2023年 『東アジアの都市とジェンダー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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