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- Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
- / ISBN・EAN: 9784305705914
作品紹介・あらすじ
東アジアの人々の交流に、古典小説はどのような役割を果たしたのか。
二十一世紀、再びアジアの時代が到来した。欧米の近現代を最終地点に描かれてきた文化・文明史を、本書では、アジアに軸足をシフトして考える。大交流時代の十六、七世紀、日本・朝鮮・中国・ベトナム…、各国の文学は繋がっていた。それは、この時代に吹いた新しい風、〈冒険〉〈淫風〉〈怪異〉というテーマで、である。東アジア古典小説史は果たして可能なのか。 十六・七世紀のアジアの文学を総体として捉え直す書。
【二十一世紀は「再びのアジア」の時代である。従来、世界のあらゆる文化文明史が、欧米の近現代を最終到達地点として書かれてきたが、この地点の軸足がこれから大きくアジアへとシフトする。よってアジアの小説史はこの視点のシフトによって大きく変わらざるを得ないはずである。この事態を見据えた上での、アジア小説の歴史叙述と未来への展望が、今こそ必要である。……本書・跋、要旨より】
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