世界の文字史と『万葉集』

制作 : 青山学院大学文学部日本文学科 
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  • Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784305706959

作品紹介・あらすじ

日本の文字の進化論的図式は正しいのか。
漢字から「万葉仮名」へ、そして平安時代の仮名へ。

『万葉集』を世界の文字史から見ると、7・8世紀の日本の書記や文学の歴史の問題がより明らかになる。
「万葉仮名」は歌を書くなかで生み出されたのではなく、
書くためにふさわしいメディアとして意識的に選びとられたものであった。
『万葉集』を通して世界を見るダイナミックな視点も提示。
古代日本の研究成果が、世界の文字史研究に寄与することを説き、日本古典研究の明日を拓く。

世界的規模の人類文化史的視点から、独自の『万葉集』文字文化の研究を進める気鋭の学者による、講演録。

感想・レビュー・書評

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  • 刺激的なキャッチですね。

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    「日本の文字の進化論的図式は正しいのか。
    漢字から「万葉仮名」へ、そして平安時代の仮名へ。

    『万葉集』を世界の文字史から見ると、7・8世紀の日本の書記や文学の歴史の問題がより明らかになる。
    「万葉仮名」は歌を書くなかで生み出されたのではなく、
    書くためにふさわしいメディアとして意識的に選びとられたものであった。
    『万葉集』を通して世界を見るダイナミックな視点も提示。
    古代日本の研究成果が、世界の文字史研究に寄与することを説き、日本古典研究の明日を拓く。

    世界的規模の人類文化史的視点から、独自の『万葉集』文字文化の研究を進める気鋭の学者による、講演録。」

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著者プロフィール

コロンビア大学東アジア言語文化学部准教授、ドナルド・キーン日本文化センター所長。
1971年生まれ。ハーバード大学卒業(比較文学専攻)。コロンビア大学大学院(日本古典文学専攻)にて博士号(Ph.D)取得(2001年)。
著書: Realms of Literacy: Early Japan and the History of Writing. Cambridge (Massachusetts) and London: The Harvard University Asia Center, 2011
論文: 「神話学として見る津田左右吉の『上代史』に関するノート」(『没後50年 津田左右吉展図録』早稲田大学・美濃加茂市民ミュージアム編集・発行、2011)、「万葉集の文字表現を可能にする条件(覚書)」(『国語と国文学』第84巻第11号(特集・上代文学研究の展望)、2007年11月)、その他、英語・日本語の論文多数。

「2013年 『世界の文字史と『万葉集』』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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