古代説話集の生成

著者 :
  • 笠間書院
5.00
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 3
感想 : 0
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784305707284

作品紹介・あらすじ

変容し続けてやまない説話と説話集をどう捉えればいいか。
それぞれの古代説話集が説話を収集し表現していく様相を分析し、説話集が読まれ、書写され、引用され、増補され、抄出され、他のジャンルと交渉していく状況を総体的に把握し記述していこうと試みる書。
流伝しつづけ、時代を渡る説話集の生成する相を捉えることは可能か。

【したがつて、説話集は成立してそこで安定して終わるのではなく、それが享受される場、享受する人によって形を変えていく。抄出も増補も改編もひとつの編纂であり、新たな体系化にほかならなかった。このように場に応じて、享受者に応じて変容しつづけてやまないもの、それが説話集であったといわなければならない。…第七章より】

著者プロフィール

三重大学人文学部准教授

「2021年 『文化地理学講義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森正人の作品

最近本棚に登録した人

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×