卵巣がん治療ガイドライン 2015年版

制作 : 日本婦人科腫瘍学会 
  • 金原出版
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784307301213

作品紹介・あらすじ

5年ぶりの改訂となる2015年版では、総説的な記載からCQ形式に大改訂。手術進行期は旧分類と新分類(日産婦2014、 FIGO 2014)を併記し、また2014年に改訂されたWHOの卵巣腫瘍組織学的分類も掲載。さらに、遺伝性乳癌卵巣癌(HBOC)の検査基準と対応、分子標的治療薬を用いた治療の項目を新設したほか、緩和ケアの概念も重視。計41のCQを収載している。卵巣がん、腹膜癌、卵管癌の治療にあたる医療従事者必携の書。

感想・レビュー・書評

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  • WP322
    5年ぶりの改訂

    フローチャート1 卵巣癌の治療
    フローチャート2 上皮性境界悪性卵巣腫瘍の治療
    フローチャート3 再発卵巣癌の治療
    フローチャート4 腹膜癌・卵管癌の治療
    フローチャート5 悪性卵巣胚細胞腫瘍の治療
    フローチャート6 性索間質性腫瘍の治療

    本ガイドラインにおける基本事項
     I.進行期分類/II.組織学的分類/III.手術術式/IV.化学療法/V.緩和ケア

    第1章 ■ ガイドライン総説

    第2章 ■ 卵巣癌
    総 説
     CQ01 病巣が卵巣に限局していると予想される卵巣癌に対して推奨される手術術式は?
     CQ02 術前にII期以上と考えられる進行卵巣癌に対して推奨される手術術式は?
     CQ03 初回手術(PDS)でsuboptimal surgeryとなった進行卵巣癌に対して,interval debulking surgery(IDS)は推奨されるか?
     CQ04 妊孕性温存を希望する場合の取り扱いは?
     CQ05 BRCA1あるいはBRCA2遺伝子変異をもつ女性に対するrisk-reducing salpingo-oophorectomy(RRSO)は推奨されるか?
     CQ06 腹腔鏡下手術は可能か?
     CQ07 術中迅速病理検査が奨められる症例は?
     CQ08 術後に卵巣癌と判明した症例の取り扱いは?
     CQ09 推奨される初回化学療法のレジメンは?
     CQ10 TC 療法以外に推奨される初回化学療法のレジメンは?
     CQ11 術後化学療法が省略できる条件は?
     CQ12 組織型を考慮した初回化学療法は推奨されるか?
     CQ13 腹腔内化学療法は初回化学療法として推奨されるか?
     CQ14 Optimal surgeryが不可能と予想される進行卵巣癌に対して,術前化学療法(NAC)+interval debulking surgery(IDS)は推奨されるか?
     CQ15 完全寛解が得られた後の維持化学療法は推奨されるか?
     CQ16 初回治療で完全寛解が得られなかった場合の対応は?
     CQ17 化学療法の重篤な有害事象の対策は?
     CQ18 初回化学療法もしくは再発症例に対する治療薬として推奨される分子標的治療薬はあるか?
     CQ19 治療後の経過観察の間隔は?
     CQ20 治療後の経過観察で実施すべき診察・検査項目は何か?
     CQ21 無症状でCA125上昇のみに基づく再発治療の介入は推奨されるか?
     CQ22 ホルモン補充療法(HRT)は推奨されるか?

    第3章 ■ 上皮性境界悪性腫瘍
    総 説
     CQ23 上皮性境界悪性腫瘍に対して推奨される手術術式は?
     CQ24 化学療法の適応と推奨されるレジメンは?
     CQ25 上皮性境界悪性腫瘍治療後の経過観察で留意すべき点は?

    第4章 ■ 再発卵巣癌
    総 説
     CQ26 Disease free interval(DFI)が6カ月未満の再発で推奨される化学療法のレジメンは?
     CQ27 Disease free interval(DFI)が6カ月以上の再発で推奨される化学療法のレジメンは?
     CQ28 再発に対するsecondary debulking surgery(SDS)の適応と手術方針は?
     CQ29 再発に対する放射線治療の適応は?
     CQ30 腸閉塞,腹水貯留にどのように対応するか?
     
    第5章 ■ 腹膜癌・卵管癌
    総 説
    I 腹膜癌
    II 卵管癌
     CQ31 腹膜癌に対して推奨される手術術式は?
     CQ32 腹膜癌に対して推奨される化学療法のレジメンは?
     CQ33 卵管癌に対して推奨される手術術式は?
     CQ34 卵管癌に対して推奨される化学療法のレジメンは?

    第6章 ■ 胚細胞腫瘍
    総 説
     CQ35 悪性卵巣胚細胞腫瘍に対して推奨される手術術式は?
     CQ36 悪性卵巣胚細胞腫瘍に対して推奨される術後治療は?
     CQ37 悪性卵巣胚細胞腫瘍の初回化学療法後の再発例に対して推奨される治療は?
     CQ38 悪性卵巣胚細胞腫瘍治療後の経過観察で留意すべき点は?

    第7章 ■ 性索間質性腫瘍
    総 説
     CQ39 性索間質性腫瘍に対して推奨される手術術式は?
     CQ40 性索間質性腫瘍に対して推奨される術後治療は?
     CQ41 性索間質性腫瘍治療後の経過観察で留意すべき点は?

  • 北里大学医学図書館OPACへ
    http://saosrv.kitasato-u.ac.jp/webopac/newexe.do?pkey=BB10072054

  • ◆内容
     5年ぶりの改版となる卵巣がん治療ガイドラインは、使用される語句や用語を
     統一し、より使いやすさを向上させた。巻頭に診断・治療のフローチャートと
     基本事項をまとめて明確にし、基本事項の内容も新しいものになっている。
     緩和ケアについても重要視され、基本事項の最後に詳説されている。
     作成費用や利益相反も明記され、さらなるステップアップをしたガイドライン。

    ◆東邦執筆者
     小宮山慎一(東邦大学医療センター大橋病院婦人科)

    ◆東邦所蔵(M4.555 : N : 15)
     https://mylibrary.toho-u.ac.jp/webopac/BB00042960

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