- Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309006024
作品紹介・あらすじ
夜の街をさまよう少年たちの甘く、残酷な、愛の冒険。第26回文芸賞受賞作。
感想・レビュー・書評
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これは読者を選ぶ小説。
ウリ専で働く10代の若者の視点を軸に、現代の若者の心の虚無みたいなものを描いてる。
それだけなら別に読者を選ばないんだが、作中、頻繁に男同士のセックスの描写があり、人によっては嫌悪感すら抱かせてしまうかも。
発刊された当時は、わりと話題になって、当然、自分も読んだんだが、今回、図書館で借りてきて、何十年ぶりに再読。
ウリ専で遊んだ事のある人や、ウリ専で働いてた人には、すんなり受け入れられるんじゃないか?
同じようなウリ専を舞台にした小説に、橋口亮輔の「二十歳の微熱」もあるが、両方を比べて読んでみると良いかも。ちなみに「二十歳の微熱」は袴田吉彦主演で映画化もされている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
二丁目で売春をする異性愛者?の少年の物語。
結構ホモフォビック・ミソジナスなので全体的にとはいかないが、自我を持て余し、傷つけずにはいられない心には暗い共感を覚える部分もある。
コンビニが「24時間ストア」とあるところに1989年を感じた。 -
知らない事を知れたような一冊だけど、結局何が言いたいのかはっきりと掴めなかった感じ・・・
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自己破壊の為に売り専ボーイになる主人公。この世界に身をおく者の葛藤や迷いを描き出している。
当時衝撃的だった本