カフェ・ジェネレーションTOKYO

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309012629

感想・レビュー・書評

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  • カフェは自分と社会をつなぐ柔らかな文化の入口だった。高校生のころ通った深沢のドライブイン・レストラン、雑誌編集者時代に利用していた東銀座の喫茶店、カフェにまつわる物語と自分の物語を綴るエッセイ。

    カフェってこうやって閉じていくのだなと寂しい感じ。

  • 私的、東京の喫茶店案内

    鎌倉にあるカフェ・ヴィヴモン・ディモンシュのオーナー堀内隆志
    さんは、永井宏さんの短編「マーガレットティールーム」を読んで
    カフェをオープンすることを決意した。というのは有名なはなし。

    永井さんの存在がもはやカフェのようであるのはなぜか、という問
    いに答えてくれる、永井さんが青春時代を過ごした至極私的な喫茶
    店のはなし。

  • パリがそうであったように、カフェから生まれる文化や物語が綴られています。

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著者プロフィール

美術作家。1951年東京生まれ。1970年なかごろより写真、ビデオ、ドローイング、インスタレーションなどによる作品を発表。80年代は『BRUTUS』(マガジンハウス)などの編集に関わりながら作品を発表した。1992年、神奈川県の海辺の町に転居。92年から96年、葉山で生活に根ざしたアートを提唱する「サンライト・ギャラリー」を運営。99年には「サンライト・ラボ」を設立し雑誌『12 water stories magazine』を創刊(9号まで刊行)、2003年には「WINDCHIME BOOKS」を立ち上げ、詩集やエッセイ集を出版した。自分でも旺盛な創作をする一方で、各地でポエトリーリーディングの会やワークショップを開催、「誰にでも表現はできる」とたくさんの人を励まし続けた。ワークショップからはいくつものフリーペーパーや雑誌が生まれ、詩人、作家、写真家、フラワーアーティスト、音楽家、自らの表現として珈琲焙煎、古書店、雑貨店やカフェ、ギャラリーをはじめる人などが永井さんのもとから巣立ち、いまもさまざまな実験を続けている。
2011年4月12日に永眠、59歳だった。
2019年、『永井宏 散文集 サンライト』(夏葉社)、復刻版『マーキュリー・シティ』(ミルブックス)、2020年『愉快のしるし』、2022年『雲ができるまで』(信陽堂)が相次いで刊行され、リアルタイムでの活動を知らない新しい読者を獲得している。

「2023年 『夏みかんの午後』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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