おとなの進路教室。

  • 河出書房新社
3.86
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本棚登録 : 752
感想 : 120
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309017471

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で見つけて何気なく借りた本だったんだけどよかった。一気に読んでしまった。読んでる最中いろんな思いが考えが湧き上がってきたのだけど、悲しいことに読んでく側から忘れてしまう。自分のふわっとした考えに、しっかりと言葉という形を与えてないせいだな、インプットばかりでアウトプットが足りないんだなと実感。なぜ足りないのかというと、アウトプットはやはり大変で面倒で辛いからなのだけれど、今より少し脱皮するにはここかなぁと感じている。
    立脚点。自分の立ち位置。外と通じ合う力。仕事。枠を広げる。外に向かう。他人とつながる努力。関係性の中で見つかる自分。選ぶ自分。
    言葉にしていこう

  • この人のちょっと特殊な書き方(言葉の使い方)がちょっと引っかかるところがあった。

    自分の中での仕事論を構築していくに至る葛藤や悩みを描き出し、それを読者とのコメントを交えて紹介していく形式。

    説得力のある書き方をしていると思ったが、どうにもなぜかすとんと原落ちしないところもあった。

    だが、なんであるにせよ、自分の中でのきちんとした仕事の哲学を構築できるというのは、幸せな事だと思った。

  • 38歳で大きな進路変更を経験した著者の経験を中心に、人生の岐路に立った時、「どういう選択をするか」「次の一歩をどう踏み出すか」を探求する本。
    就職、再就職等人生の転機を乗り越え進む人に勇気を与えてくれる言葉がいっぱい詰まってます。

    【長崎大学】ペンネーム:ミャンマー女子

  • 仕事をする上で、新しい考え方を教えてくれる本。

  • 今の自分はアイディンティティの組み替えが必要なのだなと気付けて良かった。

  • 途中でやめてしまったけれど、ここで勝たなくていい、待つ力参考になりました。もっと成長したいや変えたいと、何かに挑戦しなきゃ、自分に何かを課して入れなきゃと焦ってしまうけれど、「出逢いを呼び寄せる空白」「ものはひらいた手でしかつかめない」に納得しました。焦っていると視野が狭くなって一直線になるけど本当に大事なのは”余裕”ですね。

  • 就職▪転職活動中の方にオススメしたい1冊

  • すごく大事なことを学んだ気はするけれど、忘れてしまう自分…。もう一度読んで、考えたい!就活中の人にオススメかな

  • 「それ、いいね」と人に言われるか、人が引いてしまうか、ともかく表現してみないことには、自分と人のつながりは始まりようがない。
    自分の中にあるものを、人前で出してみて、その反応によって、引き出される自分、導かれる自分、その延長線上に見えてくる「やりたいこと」は、自分の意志とも、他人とも、引いては社会ともつながっている。しっかりとしたスパイラルをつくっていく。(p.39)

    勉強は必要だ。でも、それよりも大事なのは、ちゃんと「仕事をすること」だと、冒頭の編集者さんの言葉は警鐘を鳴らしている。
    焦って、「勉強しなきゃ」と思うとき、その前に、「仕事」はしているか?と問うてみる。いま、自分が、仕事上で抱えている課題は何か?お客さんの声を聞き、チームの人間の声に耳を傾け、きちんとその要求に応えていくことが先決だと、自分に言いきかせる。(p.109)

    メンバーに時間や労力の負荷をかけず、自分の持ち分の「仕事」をきちんとやった人が、その上で、「勉強になりました!」と言う分には何も問題ないのです。
    仕事は、1円でもいいから、人に対して、「この人にお金を払いたい」と思わせるだけの、役だちなり、歓びなりを、自ら提供していくことだと思います。
    そう考えると仕事には、「創意」がどうしても必要な気がします。(p.122)

    好きか嫌いか、仲良くなるか、ならないか以前に、他人が、何を目指し、何を想い、どんな問題を抱え、自分に何を期待し、自分をどう見ているかを、まず、把握すればいいのではないか。同様に、自分の考えも伝達し、知ってもらえれば、それだけでも意味がある。(p.130)

    「職業名」×「テーマ」×「実現したい世界観」(p.178)

     未曾有の情報社会で、仕入れた情報に立脚してものを言おうとする人は、さらに増えていくだろうと思う。立脚点が見ていれば、表現も似てくる。表現が新鮮ではないとき、マンネリになるとき、自分が何を表現したいかわからないとき、表現したいものが無いように思えるとき、いまいち人にしみていかないとき、どこに行きたいか?どうやってそこに行くか?と自分を追い詰めるより、自分はどこに立っているか?を確認してみてはどうだろう。すでに自分が立っているところだから、この問いには必ず答えがある。どこへ行きたいか、は、どこに立っているかで変わってくる。(pp.234-235)

     絶滅する種の条件にも、「狭い生息領域」とある。意味がはっきりわかるもの、というのは、結局は、自分の経験した半に、これまでの自分の枠組みでとらえられる範囲のものだ。自分にとって、いま切実なのは、生息領域を広げることなんだと改めて気づく。
    「なんだかわけがわからないけど面白い」ものは、常に、自分の枠組みの外からやってくる。いまは、そのビリビリ感じる「面白さ」だけを道しるべに進んでいこうと思う。(p.253)

  • 思索

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著者プロフィール

全国各地で、表現教室のワークショップ、大学講義、講演などを通じ、表現力・考える力・コミュニケーション力の育成に幅広く活躍中。『伝わる・揺さぶる!文章を書く』『おとなの小論文教室。』他著書多数。

「2018年 『理解という名の愛がほしい。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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