ニキの屈辱

  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309020631

感想・レビュー・書評

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  • 表紙の写真は川島小鳥さんが撮ったものです。

  • 仕事か恋⁉︎かって思ったら
    どちらも大切
    どっちもあやふやで曖昧なもの
    なんかなぁーって
    素直におもえた
    ニキとニキちゃん
    読めて良かった 2014.7.25

  • 恋の導入期、成長期、成熟期を通り衰退期にはいって終わるまでの甘く愛しくも切なく哀しい時間や光景を会話を中心とした文章で綴られている。目をつぶれば自分のどこかの恋の欠片が蘇るよう。

  • 大人っぽい作品。
    なんでニキと別れちゃったんだろう....

  • 久しぶりに読み直す。
    文章が死ぬほど上手いとか、そういうのは感じないのだけれど
    個人的に、思い当たる節がありすぎて読んでいて辛かったり、甘酸っぱかったりした。

    好きな人にかわいいと言ってもらえることの嬉しさや
    プライドが絡むと視野が狭くなり、なかなか相手を尊重できない心境。

    序盤の、自分を魚に見たてた描写が何故かとても印象に残る。

    好きな人と好きなものの話をしている瞬間は、とても色鮮やかで、
    胸の奥をぎゅっとつかまれた。

  • ニキがとても魅力的です。物語ではそれほど劇的な出来事があるわけではありませんが、いつの間にか状況が変化していき、結末に向かってどんどん引き込まれていきました。

  • 表紙に惹かれて読んだ。よかった。

  • 写真家のニキにアシスタントをすることになった加賀美。
    ニキは女性だが、「女流写真家」などと、「女」を主張されると吐くほどに嫌がる。
    加賀美には冷たくあしらうが、
    ほかの人にはちゃんと社会人らしくもふるまう。
    加賀美はそんなニキが気持ちよく仕事できるように、ひたすら尽くす。
    ニキが何を必要としているのか、どう動けば自分は邪魔にならないのか・・・
    いつもいつもニキを見て、ニキのために動いたり、気配を消したりする。
    やがて二人は、写真家とアシスタントの関係から変わっていく
    それは幸せの絶好調をもたらすものであり、
    不幸せに向かう入口であるものだったり・・・・
    強気のニキが、どんな女の子よりもか弱い女の子になってしまうのがめっちゃ可愛い
    ワガママで、理不尽でも、なんでもいい。
    加賀美にとっては、ニキがやるといったことをやるのだ。
    それが正しいとか正しくないとか関係ない。
    だって恋ってそんなものでしょ?
    でもさ~~~結末がね~~。う~。
    まぁ、現実ってそんなもんなのかねぇ???

  • 少し変わった女性カメラマン、ニキの恋愛の話。ニキがかわいい。
    話として美しく綺麗にまとまってないけど、本当の恋愛もそんな風にすれ違ってるんだろうなって思うし、そんなところが愛しい気持ちにさせたり悲しい気持ちにさせたりしてくれる。

  • すっと読めて、すっと終わってしまったような。
    読みやすかったです。

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著者プロフィール

1978年生まれ。「人のセックスを笑うな」で2004年にデビュー。著書に『カツラ美容室別室』(河出書房新社)、『論理と感性は相反しない』(講談社)、『長い終わりが始まる』(講談社)、『この世は二人組ではできあがらない』(新潮社)、『昼田とハッコウ』(講談社)などがある。

「2019年 『ベランダ園芸で考えたこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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