本の寄り道

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 146
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309020679

作品紹介・あらすじ

翻訳家にして稀代の書評家、初の書評集。日本発&海外発のおすすめ240冊。

感想・レビュー・書評

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  • おすすめ240冊!

    それぞれに、鴻巣さんのその本への愛が満ちている。
    優しく有機的なブックガイド。

    「どの本も、面白さ、読みごたえともに保証いたします
              (思い切って100年保証付き)」

    この本のカバー色に合う少し濃い青のノートを用意して、ペンを片手に「読みたい本リスト」を長々と増やしながら読んでます。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      スッキリした紹介なので、想像力が働く1冊ですね。翻訳家には尊敬の眼差ししか向けられない私(コンプレックスからかな)。全面的に支持します!!
      ...
      スッキリした紹介なので、想像力が働く1冊ですね。翻訳家には尊敬の眼差ししか向けられない私(コンプレックスからかな)。全面的に支持します!!
      願わくば、次はご自身が訳したい知られざる傑作の紹介をして欲しいナ~
      2012/05/15
  • たぶんこの本は、永遠に読み終わることはないでしょう。。。
    目につくところから読み、何度も同じ箇所ばかり読んだりして。それに1冊気になると、そういえばあれもこれもと枝葉は広がり。。。
    ずっと手元に置いて、追いかけているような予感がします。

  • 嵐が丘などの翻訳やエッセイで著名な鴻巣友季子さんの書評集。
    力いっぱい応援してる本と、2行くらいで終わる本とがあって、前者をぜひ読みたい気持ちにされる。
    特に日本文学は、何回も登場する作者がいて、これは鴻巣さんの趣味なのか、依頼もとの持ち込みなのか、どっちなんでしょう?

  • 本の本

  • わりと出てすぐに買っていたけど、ゆっくりと読んでいた。とは言いつつもほっとくと停滞するので、最後は一気に読んだ。

    鴻巣さんの書評240冊分である。一時期まで朝日新聞の書評とか読んでいたので、そこで既に目にしていたものもあった。

    鴻巣さんの日本文学のセレクトは自分の嗜好と似ていることもあって、どれも興味深い。逆に「じゃあこの人も面白そうだ」と発掘するきっかけになる。しかし、読んでみたいなと思ったものの一つはメジャーどころの村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』だったりもする。

  • 資料ID:21105419
    請求記号:019.9||K

  • あら、この書評、どこかで読んだんじゃ??と思ったら、結構朝日新聞に載せてた書評がいくつも収録されていた。あ、やっぱり…。
    書評集、読んじゃうとまた読みたくなる本がどんどん増えて、自分の首を絞めている気がする…。

  • 既読は41冊。紹介の本の約1/6。魅惑の読書案内。

  • 書評集です。有名な翻訳家さんらしいです。翻訳もの苦手で、翻訳家さんをほとんど知らないので・・・すみません。装丁もステキ。私の好きな川上弘美さん、角田光代さん、小川洋子さんが多く取り上げられていて嬉しかった。あまり読めていない、池澤夏樹さん、中島京子さん、梨木香歩さん、絲山秋子さんも読んでみたくなったし、なにより片岡義男さんをまた読んでみるかな、と思いました。翻訳ものでも読んでみたいなと思うものがあったし、こういう本を読むと、読みたい本が増えて、ホント困るんですけど・・・ついつい読んじゃうんですよね~ww

  • 売れっ子翻訳家にして、新聞をはじめとする各種メディアの書評欄でも大活躍の読書家、鴻巣さんの書評集である。

    読書の愉しみとヒントが詰まっている。2004年から2011年の間に発表された書評は、現代小説を中心におよそ240冊分。読みも読んだり、書きも書いたりという内容で、この本に収録されていないものも加えれば、さらに多くの本に眼を通しているはず。

    もの書きの中には、まるで活字中毒に近い恐ろしい読書家がいるものだけれど、鴻巣さんもあの量の翻訳仕事をしながらの読書と考えると、恐れ入るばかりだ。

    取り上げられている作家たちに偏りがあるところがご愛嬌。こうしてまとめてみると、鴻巣さんのお好みが一目瞭然で面白い。鴻巣さん自身が本を読み始めたのは2003年ごろ(40歳を越えて)からだというので、時期としては私のこの読書ブログと重なり合う部分がある。

    それだけに取り上げられる作家と作品が非常に興味深い。

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著者プロフィール

英語翻訳家、文芸評論家。古典新訳にマーガレット・ミッチェル『風と共に去りぬ』、シャーロット・ブロンテ『嵐が丘』、他訳書に、J・M・クッツェー『恥辱』など多数。著書に『翻訳ってなんだろう?』、共著に『翻訳問答』など。

「2020年 『ウェブスター辞書あるいは英語をめぐる冒険』 で使われていた紹介文から引用しています。」

鴻巣友季子の作品

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