著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 350
感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309022932

感想・レビュー・書評

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  • 著者初読。王様のブランチで紹介されていたのをきっかけに、購入し一気に読みふけりました。

    テレビでは
    「あたしは、友情っていうのは、消えることもあると思う。そこにあったという事実は残るけど、友情が燃え尽きちゃうこともあると思う」
    の下りを紹介していて、女同士の『関係』の重さを読み込むのもよいかな、と手に取りましたが…。

    『関係』の物語なのに、人はどこまでいっても別々の生き物なんだなという寂しさとどこかほっとする気持ちを感じるのでした。相手を最大限思いやってもすれ違い、重ならない。母と娘、女友達、姉妹のいずれも。

    爽快感はない。でも、明るくはないけれど苦しくはない。そんなトーンなのに読み進めたい、と久々に思わせてくれた一冊でした。

  • 見返しにお話がのってるなんて、こんなことがあるとは! 紙の可能性にわくわくする。

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著者プロフィール

二〇〇五年に「窓の灯」で文藝賞を受賞しデビュー。〇七年「ひとり日和」で芥川賞受賞。〇九年「かけら」で川端康成文学賞受賞。著書に『お別れの音』『わたしの彼氏』『あかりの湖畔』『すみれ』『快楽』『めぐり糸』『風』『はぐれんぼう』などがある。

「2023年 『みがわり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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