私のごひいき: 95の小さな愛用品たち

著者 :
  • 河出書房新社
3.26
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本棚登録 : 111
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309025308

感想・レビュー・書評

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  • 暮らしを大切にしてきた筆者が
    気取りなく、「〜まーす」といった
    なんとも軽くポップなノリで
    生活に便利な品々を紹介。

    今では、ごく普通にあるもの、
    当時は珍しくても、もう姿を消してしまったもの
    それぞれに愛着が感じられて
    好感持って読み進めた。

    暮らしを見つめて、愛着持って
    大切にしたいと思った。

  • 今や普通なもの(ウエットティッシュとか)や、今や売っていないものもあるけれど、便利なもの見つけたワクワクを伝えたい気持ちは普遍。
    料理や家事、贈り物など、ちょっとしたことをていねいに暮らしたいと思った。

  •  オルゴールつきカード、クイックボタン、ゴムのオープナー、修正液、ショッピングヘルパー、砂時計、スプリングワイヤークリップ、ティッシュボックス、ドアストッパー(愛猫のための必需品w)、ブックストッパー、虫メガネ、メモ用紙、指キャップ・・・。95の小さな愛用品たち。 高峰秀子「私のごひいき」、2017.1発行。

  • 昭和の大女優という印象。
    著者(高峰峯子)の生活を通して選ばれた小さくて便利な小物たち(連載のエッセイをまとめたもののようです)
    思わずネットで検索してしまうもの...

    商品の写真とコメントが載っているのだが、そのコメントが気取りがなくて、時々方言が混じって...
    そして「素」が垣間見える...可愛い...

    末尾に養女となった斎藤明美氏のコメント...
    高峰秀子...愛する人のために台所に立つ...
    一人の女...おきゃんで、チャキチャキで...なんだか魅力的なひと(女性)ですね...

  • さくさく読めました

  • 女優・高峰秀子さんのエッセイ。
    お気に入りの道具(生活雑貨)を短い文章で紹介している。

    元の原稿が書かれたのがもうだいぶ前のことなので、今では取り扱いがないものもあるのかもしれない。
    「●●デパートで扱っている」など、読んでいる人が実際に買いに行けるように紹介されている。

  • 実際に使って良かったものがほとんど写真付き紹介されているので読んでいて分かりやすかったです。
    1970年代半ばから90年代にかけての雑誌連載をまとめた本なので今では懐かしさを覚える商品もあり、文中の『国家の不経済』等と言う言葉にも昭和と言う時代を感じますが明るくカラリとした文章で楽しい本でした。

  • 590.04

  • 図書館

    今見ても欲しい&気になる!といった物が少なからずあった。
    ビンのオープナーはあんなに入らないけれど笑
    あとがきに、何種類も実際に購入して使ってみて厳選したものを紹介しているとあったので信頼できそう。

  • 今、読んで目新しい商品があるわけではない。けど、モノを見る目の確かさが素敵だと思う。
    何より斎藤明美さんのあとがきに感動した。

    p156
    夫の松山善三がいるから、あの食卓なのだ。味だけでなく目にも美しい料理、そしてセンスのよい配膳、食卓…三度三度、一日も休まず台所に立って美味しい料理を作るのは松山がいるからこそだった。
    台所につっ立っていた
    夫のために、つっ立っていた、のである。松山は幸せだった。そして松山のためにそうできた高峰は、もっと幸せだった。

    なんてステキな夫婦だろう!
    愛と尊敬がすけて見える、憧れの夫婦像だと感じた。
    向こうの世界でもおふたり仲睦まじくしていてほしいなあ。

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著者プロフィール

高峰 秀子(たかみね・ひでこ):女優、随筆家。1924年北海道生れ。5歳のとき映画『母』で子役デビュー。以後、『二十四の瞳』『浮雲』『名もなく貧しく美しく』など300本を超える作品に出演。キネマ旬報主演女優賞、毎日映画コンクール女優主演賞ほか、受賞数は日本映画界最多。55歳で引退。名随筆家としても知られ、『わたしの渡世日記』(上・下、新潮文庫)で第24回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。2010年12月28日死去。享年86歳。

「2024年 『高峰秀子 夫婦の流儀 完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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