- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309026206
感想・レビュー・書評
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2019/06/17
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日常の記録と書き下ろしのエッセイ。夫であるECDの末期癌闘病がとてもハードな状況になっていくほど、筆致が研ぎ澄まされていく気もする。特に書き下ろしのエッセイでは全く取り繕わない心情が記されていた。
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予想外のラストだった。
「向き合う」とはどういうことなのか、ずっと理解できずにいる。自分も他人も本当の気持ちなんて一生わからないし、「向き合ってほしい」という気持ちも結局エゴな気がする。から、私は石田さんを責めることができない。
ほとほと人間と一緒にいるって難しい。めげそう。 -
かなわない、最後最後の日、となぜだか植本さんのことが気になり、一気に3冊読んでしまいました。かなわない、からこの人の一部分をなぞってきて、やっと自分の生きづらさの原因と向き合えるようになったのかな?と思います。足掻いているうちに子供も大きくなり親を助けてくれるようになるし。石田さんのガンはどうしようもなく、退院するのか、と嘆く気持ちも分からんでもないので、この人は率直に人を傷つけ、自分も傷つくことでヒロインになっているのかな?とか、冷静に分析するような気持ちでした。毒親に育てられた人が歩む道を進んでいると思うので、苦しい人は読んでみたら共感できるのではないかなあ?これで、植本さんの本を読むのは終わりかな?
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石田さんが何を考えていたのか知りたくなった。石田さんの著書を読もう。
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なんだこの人最低だな、と思ったとき自分の背中には矢が刺さってるような本
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無自覚な復讐のための記録だと思った
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家族最後の日を一気に読み上げてから、待てなくていよいよ購入した。相変わらずの文章力で、これまでで一番破壊力強め、赤裸々ドが強い。色んな意見はあると思うが、みんな一子さんのような事、思いはきっと抱えているのでは。私は自分に置き換えること、多々あり。いつも作る食事も美味しそう。
自分にしか分かりえない体験を見事に綴ってある。本名が多いのも凄い。
自分の最寄駅が登場する一幕に、少々嬉しくなった。 -
この著者の本を初めて読んだが、日記ということで、名前がポンポン出てきても誰のことやら理解できなかった
なぜ 石田さんと呼んでいるのか
どうやらお母さんとは絶縁しているみたいだとか
先に読むべき著書があるらしい…
後半は 一子さんは 誰かと生活を共にするのはなかなか難しい性格のようだが、でも人を求めている
無関心な父親といわゆる毒母とよばれる親との関係のせいで、相手に母親としての役割を求めてしまうと自分で言っている
末期の夫が家にいることで帰りたくないと思うのはわかる気がする
入院してほしいと思うのはそんなに変なことではないかな
これは他の作品も読むしかないかな