南仏プロヴァンスの12カ月

  • 河出書房新社
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本棚登録 : 172
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309202099

作品紹介・あらすじ

ロンドンを引き払い、南仏に移り住んだ元広告マンがつづる至福の体験。イギリス紀行文学賞受賞の珠玉のエッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 職場の方におすすめされて、読んでみたよー。
    パスポートを持っていない私にしてみれば、
    「こんな場所があるんだ!?」と驚いた一冊。

    ロンドンやニューヨークに住んでいた筆者が、
    フランスのプロヴァンスに移住する話。
    地元民からすれば、外国人の筆者が、その土地独特の
    風習や気候の中で、のんびり暮らしていく。

    エッセイで、1月から12月までを順番に書いてあり、
    毎日、ひと月分、ゆっくり読ませてもらったよー。
    プロヴァンスの地元民のおおらかさは、
    私も心の中で真似をしていきたいと思えたよー。

  • 翻訳ものは苦手だったけれど、それを覆すような魅力に溢れた一冊。
    プロヴァンスの日常をさまざまな視点で描いているのだけど
    肩肘張らずに読めるのがいい。
    四季折々のプロヴァンス。ほどよく田舎でのんびりとした時間の流れが心地よい。本を読んでいる時間が優雅に感じられたほど。

  • ピーターメイルは1939年6月14日生まれだから、あと数日で74歳ですね。
    15年間のバリバリ広告マンをやめ、執筆活動をしながらたびたびプロヴァンスには訪れたそうです。

    47歳のとき妻とロンドンからプロヴァンスに移住。
    その生活を50歳で出版したのが本作で、大ベストセラーになり、プロヴァンスブームを巻き起こしたのだそうです。
    愛妻家ぶりを感じますが、3人目の奥さんなのだそうです、あらら…。

    イギリスの都会人からみたプロヴァンス人はなかなか面白いですが、意外に彼を訪れるイギリス人もユニークな面々です。
    イギリス人は島国だから日本とちょっと似ているのかな。
    私はプロヴァンスの人たちの過剰なスキンシップは無理。

    ピーターメイルはほとんど地元にいて、観光地まわりはしなかったそう。そのくらい日常がおもしろいのです。
    でも6月を見るとエクサンプロヴァンスだけはたびたび出かけているそう。
    もし行く機会があったらそのまえに再読しておきたい。

  • オリーヴが繁り、ラヴェンダーが薫る豊かな自然。多彩な料理とワインに恵まれた食文化。素朴で個性的な人々との交流。本当の生活、生きる歓びを求めてロンドンを引き払い、プロヴァンスに移り住んだ元広告マンが綴る珠玉のエッセイ。BBCがTVドラマ化し、NHKでも放送されて話題を呼んだ、世界的ベストセラー。一九八九年度イギリス紀行文学賞受賞。
    原題:A year in Provence
    (1989年)

  • 旅や食のキーワードに惹かれて、中古を衝動買い。もう20年ほど前に流行ったものみたいだったが、文章が素晴らしく知らないものが目の前に浮かんでくるような楽しさを感じながら読み終えた。フランス語の知識が全くないのだが、ところどころまるで分からないのもまた良い。

  • fra フランス

  • '94に同僚から借りて昼休みを利用して読了。
    南仏に憧れていた同僚は、数年後にヨーロッパではなくバリに移住。

  • いいなあ…。

  • 学生時代、南仏プロヴァンスの生活に憧れ、その生活を垣間見ている気分になれる一冊。南仏プロヴァンスは、ゆっくり穏やか、何もかも、ひとつひとつが手作り。そして、フランス人は働かないッぷりが可笑しくて愛しい。

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著者プロフィール

イギリス出身の作家。広告会社を経て文筆業に。1980年代、南仏プロヴァンスに移住し、そこでの暮らしを描いた一連の著作が大ベストセラーに。子供向けのユーモラスな性教育の絵本も多く遺した。

「2020年 『なにがはじまるの?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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