- Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309204895
感想・レビュー・書評
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涙があふれて止まらなかった。
夏は残酷な季節だ。
あらゆるものを与えると同時に奪っていくから。深く深く愛した人もほんとうのわたしも失われ、わたしでなくなったわたしはいつしか目と口を閉ざし、行き場のない感情は胸で渦を巻いて。きれぎれに見る甘い夢は昨日の続きを予感させながら突然幕を下ろしてしまった。長く悲痛な叫びが私の胸に流れこんで、私は受けとめきれなくて泣くしかなかった。
どうか今だけは波も風も声をひそめて。あの夏の黄金の時間が遠くにさらわれないように、ばらばらに壊れたわたしの心が吹きとばされてしまわないように。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
村上春樹さんオススメの小説でした。読みごたえがありました。
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1ヶ月たっても読み終えることができず・・・
つまらないわけじゃないけど、ど~~にも進まず、諦めました -
クレア・デインズ主演の映画を見たのだけど、
どうしてもわからないことがいくつかあったので、
本を読んでみました・・・・
読んでもわかりませんでした。
書き方がちょっと変わっていて、
死の淵を彷徨っている人の回想だから、
話が飛んだり行ったり来たりするんですが、
混乱せずにパッパと映像が頭に浮かぶのが凄いなぁと思いました。
映画を見た人は読んでみたらいいと思います。
挫折するかもですけど