樵る: 激情

  • 河出書房新社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309208718

感想・レビュー・書評

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  • 多分3冊位読んでいて、墓場とか、じめっとした部屋の感じの「じっとり感」を感じていたが、今回はあんまりその要素は感じられず、ただの悪口が永遠に続く。当時モデルとして存在していたという人物が指摘されていたにも関わらず、外見、育ち、内面、あらゆる面から辛辣に悪口が表現されている。「話したことないけどあの人なんか気持ち悪い」とかいうレベルでなく、我慢して何十年もお互いに歳月を過ごしてこなければ出てこないような年季の入った悪口。どうしてそこまでして?と思うが、本当に表面的には紳士的に接しているんだろうなあ

  • 姫路大学附属図書館の蔵書を確認する→https://library.koutoku.ac.jp/opac/opac_link/bibid/BB00003849

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著者プロフィール

Thomas Bernhard, 1931-1989
20世紀オーストリアを代表する作家のひとり。
少年時代に、無名の作家であった祖父から決定的感化を受ける。音楽と演劇学を修めつつ創作をはじめ、1963年に発表した『凍』によってオーストリア国家賞を受賞。一躍文名を高める一方で、オーストリアへの挑発的言辞ゆえに衆目を集めた。
以後、『石灰工場』『古典絵画の巨匠たち』『消去』『座長ブルスコン』などの小説・劇作を数多く発表。1988年に初演された劇作『英雄広場(ヘルデンプラッツ)』でオーストリアのナチス性を弾劾するなど、その攻撃的姿勢は晩年までゆるがなかった。
1975年に発表された『原因』のあと、『地下』、本書『息』、『寒さ』、『ある子供』が続けて刊行され、自伝的五部作をなした。1989年、58歳で病死。

「2023年 『息 一つの決断』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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