宮本常一を旅する

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  • 河出書房新社
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309227337

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  • 宮本常一記念館で3年間学芸員を勤めたこともある筆者が、民俗学の巨人・宮本常一のノート、記録、そして旅した跡を辿って出会う人びとから聞いた話を拾いまとめた本。文字通りのタイトル、清々しい。

  • 宮本常一の足跡を辿って、宮本常一の方法論をなぞって写真を撮ったり、人を訪ねると、今でも確かに宮本常一が見た各地の特色が見えてくる。ともすれば画一化された世界で地方の独自性なんて残っていないような気もしてしまうが、それでも色々な独自性が、そしてそれぞれのつながりが見えてくる。高知・五島・鹿児島とサンゴ漁を通じて人的・文化的交流が見られるのが面白かった。

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著者プロフィール

1971年生まれ。神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科博士後期課程修了。博士(歴史民俗資料学)。現在、国立ハンセン病資料館学芸員。著書に、『「忘れられた日本人」の舞台を旅する 宮本常一の軌跡』(河出書房新社、2006年)、『駐在保健婦の時代 1942-1997』(医学書院、2012年)、『宮本常一を旅する』(河出書房新社、2018年)、編書に『大江満雄集 詩と評論』(共編、思想の科学社、1996年)、『癩者の憲章 大江満雄ハンセン病論集』(大月書店、2008年)がある。

「2017年 『来者の群像』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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