日本のオカルト150年史: 日本人はどんな超常世界を目撃してきたか
- 河出書房新社 (2020年2月22日発売)
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感想 : 7件
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- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309228013
感想・レビュー・書評
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テレビで秋山さんを拝見する時は、大抵、超常現象番組でバトルをしているので、正直なところ、胡散くさい人だな、と思っていた。しかし、拝読してみて、彼は真摯にオカルトに向き合っていることが良く分かった。私も小学生の頃は、都市伝説の本を学校に持って行っては友達と盛り上がったし、放課後、こっくりさんをやる事もあった。あの頃はオカルトの特番も多かったので、夕飯の時は決まって見ていた。とても身近にあるものなんだと。そんなことを思い出しながら、懐かしさに浸りながら楽しめた一冊だ。
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小松左京氏の『果てしなき流れの果に』で霊現象が科学で説明できる未来が描かれていた。何年か前に再読して驚いた記憶がある。小松左京氏の未来感のつばぬけた感じに驚き、また同時に納得もした。オカルトがオカルト現象でなく科学現象となる日がいつか来るだろう。科学的に説明できないからと言って、それをないものとするのはどうだろう。ただいまの科学では測れないことだと私は思う。
明治から現代までのオカルトが俯瞰できる本だ。 -
「オカルト」に対する基本姿勢が異なりすぎて読んでいて辛い物が有った。あまりにも肯定的に捉えすぎており、検証には程遠い。トリックが指摘されて久しい三田光一を今更持ち上げる位なら、神秘をうたった香具師も少なくないというスタンスで語ってくれた方が信頼できる。
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