ミニの至福

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  • 河出書房新社
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309246475

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  • ミニという自動車が今もなお愛され続ける理由を探っている。アレック・イシゴニスがスエズ危機に直面したイギリスで、新しい技術を取り入れながらミニを開発し、レーシング技術者のジョン・クーパーと協力して、ミニ・クーパーを作り上げる歴史が描かれている。BMW傘下になってからも、ミニらしさという伝統を失わず、しかし、古さを感じさせないクルマづくりを続けており、新しさ、遊び心を感じさせる。現行の3代目ミニを見ても、それがミニだとわかる理由をわかりやすく説明している。
    「ミニを買うという行為は、単に新車を手に入れることにとどまらず、生活に自分らしい彩りを加えることに通じる。」という言葉が端的にこの車を表している。
    ドライバーが思うように自動車を運転することができる性能を「人馬一体」といったりするが、ミニの場合はそれに加えて、馬と接するような温かさも含めて「人馬一体」なのだなと思った。

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著者プロフィール

玉川大学工学部機械工学科(流体力学研究室)卒業。1978年から1979年にかけてFL500レースに参戦。1981年にはFJ1600クラスで優勝経験がある。1984年よりフリーランスライターに。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本EVクラブ副代表。「図解エコフレンドリーカー」(オーム社)、「燃料電池のすべてが面白いほどわかる本」(中経出版)、「未来カー・新型プリウス」(日経BP社)、「ホンダトップトークス~語り継がれる独創の精神」など著書多数。

「2014年 『ミニの至福』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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