- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309247328
感想・レビュー・書評
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15/10/23。
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もう序文を読んだだけでゲロゲロって感じで本文読むのやめたいと思ったほど。いつの間に高橋源一郎はこんな気持ちの悪い文章を書くようになってしまったんだろうか。多分子供が生まれてからだと思うのだけれど、過剰なまでに視線を下げているというか、当人は「優しい(易しい)」文章を書いているつもりなのだろうが、はっきり言って却って見下されている感じがして不愉快です。
本文。ネットだと色々言われたい放題のSEALDsですが、まあやっぱりネットの言説など本当に当てにならないな、という感じ。特にこういった政治の分野だと。
「我々が真に民主主義的に自由なのは、投票する瞬間だけだ」的なことを言ったのは一体誰だったか忘れましたが、ネットの書き込みの多くが「これが投票による結果なのだから従うのが当然である」という主張がまかり通っている。確かにそれは正しい。しかし「民主主義」に参加する方法は決してそれだけではないはずだ。日本ではどうしても「デモ」というものが認められておらず、忌避されている傾向が強いが、そういったことも立派な民主主義への参加活動であるはずだ。
どこかの記事で「デモの参加者の多くが共産党に投票した人たちなので『普通』の人たちではない」とか、「結局デモに参加しているのは学生の特殊なごく一部だけで、渋谷にいるような若者たちにはそれは通じていない」というものを見かけたが、党員ならともかくどの党に投票したかでその人が「普通」ではないとレッテル貼りをするのでは、これははっきりと結論ありきの歪んだ主張でしかないし、他の学生が参加していないという主張も一見その通りだと思えるが、今まで黙っていた学生たちの「一部」であっても主張のために立ち上がったということが重要な部分なのである。ゼロとイチの間にある大きな差に気がついていない。
ネットの書き込みではSEALDsを揶揄するものがあまりに多いため、なんとなくSEALDsを胡散臭い団体だと思ってこの本を読み始めたが、するとかなりしっかりと勉強をして、その上でデモに臨んでいることがわかる。まあ、時々「そのやり方はサムいだろ」と思う部分もないではなかったし、やっぱり自分の中にもある種デモを「忌避」する傾向があるので彼らの主張を鵜呑みにすることはできなかったけれど、少なくとも彼らに対して持っていた偏見は解消された。
結局安保法案は通ってしまい、安倍政権はどんどん暴走しているのだけれど(まあ、それでも支持率はそれなりに高いのだから、多くの人々にとってこれで良いもしくはどうでも良いと思っているんだろうが)、彼らはこれからどうしていくのか、この先の行動に注目したい。 -
等身大の学生が、政府のやり方、政府がおかしいと声をあげた。SEALDs結成のきっかけ、初期メンバーの生い立ちなどを高橋源一郎氏が話しを進め、対話記述のため、読みやすく、各人のそのままの言葉、飾らない人柄が垣間見れてとても親近感が湧いた。民主主義って何か?とこれまで真面目に考えたこともなかったが、このことをきっかけに改めて考える機会となった。現在声をあげている人達のように、自らも決して諦めることなく、それは簡単なことではないが、民主主義の声をあげていきたいと強く思った。
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自分の勉強不足を痛感した。
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集団的自衛権の行使容認、安保関連法案の強行採決…安倍政権の暴走に対して若者が立ち上がった。この国の未来を諦めないために。自由と民主主義を実現するための新たなマニフェスト。
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ファッション化やカジュアル化する政治活動・民主主義再考活動についてのは、頭では納得しながら心では受付がたいと感じてしまうのはなぜだろう。まだ自分の中の整理がつかない。